Column/Interview

[’00年代があった vol.6] レビュー:走馬党『走馬党』(2006年)

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...

インタビュー:須田修矢 – 音楽は誰かに寄り添える Interviewed by @HaZZ_0901

BLAISEやS TILL I DIEらを擁するコレクティブ・BSTA。全貌を明かさず、作品を出せば高い打率を誇るこの集団の中でも、須田修矢の作品を高く評する声は多い。元はラッパーとして活動を始め、現在はシンガーとしてのスタイルをメインに据える彼の楽曲は常に聴いたヘッズから熱い支持を受けてきた。「聴けば分か...

UKで一躍注目を集めるラッパー/シンガー・Miso Extraとは?

イギリスでいま注目を集めるアーティスト・Miso Extra。イギリス人の父と日本人の母との間に生まれた彼女はロンドンを拠点に活動。日本語と英語がちょうど50:50で並立するリリックと、それを取り巻くサウンド。そのどこか非現実感のあるグルーヴが各所で話題を呼び、まだシングルを3枚リリースしたのみにも関わらず...

[’00年代があった vol.5] レビュー: TWIGY 『SEVEN DIMENSIONS』(2000年)

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。 何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本の...

[’00年代があった vol.4] レビュー: STERUSS 『白い三日月』(2005年)

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。 HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本の...

[’00年代があった vol.3] レビュー: 瘋癲(FU-TEN) 『FLIP HOP』(2005年)

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。 何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。 HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本...