インタビュー: ZERRY x KUROMAKU – EP『cross』制作における人間関係の交差と「自分を誇る」勇気
2022年9月8日、ZERRYが新作EP『cross』をリリースした。KUROMAKUが全曲プロデュース、ミックス、マスタリングを手掛けた本作は、そのタイトルの通りZERRYを取り巻く“交差”を体現した作品となっている。踊れるビートとフロウを特徴としながら、真っ直ぐな歌詞が刺さるEP『cross』。ZERR...
2022年9月8日、ZERRYが新作EP『cross』をリリースした。KUROMAKUが全曲プロデュース、ミックス、マスタリングを手掛けた本作は、そのタイトルの通りZERRYを取り巻く“交差”を体現した作品となっている。踊れるビートとフロウを特徴としながら、真っ直ぐな歌詞が刺さるEP『cross』。ZERR...
いま、日本のHIPHOPを整理し提示する緊急性 遼 the CP: つやちゃんさんとは以前も女性アーティストについて対談させて頂きましたが、今日はもっと広く、今のHIPHOPを整理・概観してみようということで時間を設けさせて頂きました。この対談にあたり、つやちゃんさんの方でも今回の問題意識に根差し...
韻踏合組合の1stアルバム『CRITICAL11』(2002年), 翌年の2ndアルバム『ジャンガル』(2003年)がリマスタリングされて再発された。DJ MENTOLとAkira(現EVISBEATS)が主となってプロデュースしたこの2作品(『CRITICAL11』では神戸のDJ NAPEYも参加)は独特...
まずは配信デビュー作となった”POWER”のMVを聴いて欲しい。すべての話はきっとそこからだ。このMVを見終わったリスナーであれば、きっとNytureをこのような初期に取り上げる意味は伝わることと思う。確かなスキル、発声、そして何より、その佇まい。彼が「俺の周りには昔から自然と人が集...
2021年頃より、”SEX”, “マリファナ”といった直球タイトルの楽曲をリリースし、一部で騒がれ始めていたラッパー・7。和歌山出身の彼女の持つ世界観は特異だ。Homunculu$の手掛ける、意図的にメロディアスなビートに、きらめくプリクラ調で撮られたシングル...
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...
PRKS9より”Talk Dirty to Me”のMVを公開したAce the Chosen onE。Pitch Odd Mansion x MS Entertainment.によるコンピレーションシリーズ第3弾『2 HORNS CITY #3 -INSOMNIA HOTEL-』に...
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...
2018年頃からその姿を自身の作品や客演仕事で示しつつも、アーティスト・BFN TOKYOTRILLはいつもその全容を掴ませなかった。Boof Boysの一員として東京の下町ハードコアスタイル全開で登場したかと思えば、初期のEP『Best Coast』でのDIY感ゆえのトリップ性、続く『Toxic Love...