[’00年代があった vol.5] レビュー: TWIGY 『SEVEN DIMENSIONS』(2000年)
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。 何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本の...
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。 何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本の...
はじめに:PRKS9では2021年の日本のHIPHOPを彩った作品を、NEW TIDE部門と全作品を対象とする部門(全対象部門)の2回に分けて発表する。発表作品数は各部門15作品、計30作品。今回は全対象部門の発表となる。全対象部門は、NEW TIDE対象のアーティスト以外の全員が対象となっている。 こうし...
はじめに:PRKS9では2021年の日本のHIPHOPを彩った作品を、NEW TIDE部門と全部門の2回に分けて発表する。発表作品数は各部門15作品、計30作品。今回はNEW TIDEの発表となる。 NEW TIDEは乱暴に言ってしまえば新人を対象とした部門だ。厳密には「新人」だけを対象にするものではないが...
その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。 HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本の...