Column/Interview

Yvng Patraが2ndフルアルバムとなる『20』をリリースした。勢いを増す大集団・Xgang(クロスジヒトリ)にあっても、そのローボイスと緩急を付けたフロウで存在感を放つ20歳は、その節目に20曲入りの大型アルバムを届けることで自身のこれまでを整理すると共に、これからに向けた覚悟を示して見せた。これまでパーソナルな過去をあまり語ってこなかっただけに、本作におけるYvng Patraの想像以上にオープンな吐露、そこに込められた感情の激しさに驚くリスナーもいたのではないか。他方、様々な客演陣と多様なスタイルでアクトすることで自身の才能もきっちり示すことで、本作はそのボリュームに見合うだけの強度を持ったHIPHOPアルバムとして成立した。Yvng Patraの過去と現在を紐解く。

登場する主なアーティスト(順不同):
LIZA, Xgang, KOHH, XXXTENTACION, 般若, ANARCHY, OZROSAURUS, Oddy lozy, Donatello, 018, TYOSiN, YamieZimmer

─今更ですが、せっかくの機会なのでYvng Paraさんの基礎情報から伺いたく…HIPHOPに出会うまではどのような音楽を聴いていたんでしょう?

Yvng Patra:
元々俺の親の車で流れてた曲がHIPHOPだったとかじゃなくて。初めは姉が持ってたMDでした。EXILEとかFUNKY MONKEY BABYSとか倖田來未とか…ほんと普通のJ-POPをそこで聴いて。で、姉がめっちゃ歌上手いんですよ。そこから俺もたぶん歌うのが好きになって。それで…小4のときにNicky Romeroを聴いて、EDMや海外の曲を聴くようになったんです。Cher LloydやKid Ink, Avril Lavigne, Calvin Harrisとか。

─そこからHIPHOPに出会ったきっかけは?

Yvng Patra:
小5の時に聞いた般若”やっちゃった”ですね。その時俺の周りではiPodやPSPで音楽聴いてる奴がイケてるって皆思ってて。でもそんな金持ってなくて…俺は当時ドラゴンボールのカードが好きでめっちゃ集めてたんですけどそれをかき集めて売って、その金でiPod買いました。その辺りで聞き漁ってたのは、OZROSAURUS “風吹く土曜”とか、JAZEE MINOR “100 feat.AKLO”でした。

それで…中1の時にめっちゃヤンキーの先輩がいたんですけど、その人からLGYやAK-69を教えてもらって、どハマリして。友達とチャリ漕いでAKさんのCD買いに行ったのを覚えてますね。あと、その時期に見つけたのがANARCHY “Moon Child feat.KOHH”で。あと”Energy Drink”とかKOHHさんの”Love”とか。とにかく…当時は金も無いし、無料でダウンロード出来てしまうアプリで死ぬほど聞いてました。 ごめんなさい。

─HIPHOPのどういった部分に共感したのでしょう。

Yvng Patra:
明確に意識したのはANARCHYさんの歌詞でした。”Moon Child”の「普通の家庭にあるものが僕にはなかったら悲しい」ってリリックに喰らいました。俺が保育園児だったとき、夜ひとりで寝ることが多かったんですよ。母親も父親も仕事でいなくて。姉は高校生だったんですけど、教師と揉めたりして病んでた時期で、家を出てたり、それか家にいても俺に八つ当たりして俺がギャンギャン泣くから出てって、とか。それで家でひとりで寝るんですけど、母親がTSUTAYAで借りてきてくれたポケモンとかのDVDを寝付けるまでひとりでループして見てたり。あとは絵を模写するのが好きだったんで、ずっと絵を描いたり…そういうのって仕方ないと思うんですけど、自分からするとどこにもやりどころのない感情が当時はあったと思っていて。それがHIPHOPを聴いた時に、ほんとに自由なんだなって思った。この音楽でなら何を吐き出しても良いんだって思えた。ANARCHYさんの歌詞とかが刺さったのはそういうところだと思います。

あとは…当時そういう感じで家に誰もいなかったんで、夜トイレに行くのが怖くて。一度行けずに寝室の床におしっこしちゃったら母親にぶっ飛ばされたこととか、色々思い出しますね。今となっては全然もう笑って振り返れるんで良いですけど。今回のインタビューのために色々自分のことを振り返ってまとめたりしたんですけど、結構こうやって思い出して「懐かしいな」って思うことも多くて。自分のなにかの為にもこの機会が役立ってるなって気がしています。

─そこで喰らってHIPHOPを聴き始めた中で、影響を受けたラッパーとしてはどんな人がいるんでしょう?

Yvng Patra:
KOHHとXXXTENTACIONです。KOHHさんは自分が日本のアーティストの中で一番聴いてる人だと思います。”Love”とか”Fuck Swag”とか、マジで聴きまくってた。まっすぐでカッコ良いし、あの人にしか無い魅力とかフロウとか…今でもリスペクトしてます。XXXTENTACIONは…俺中2の頃に学校をよくサボってて、一番荒れてた時期だったんです。その時に”Look At Me!”がSoundCloudで出て。マジで衝撃を受けて…そのときの感覚は今でも覚えてて。そこから彼の他の曲もよく聞いてました。中学生ってみんな色々あるじゃないですか。そんな時期の自分の心情に一番寄り添ってくれたのがXでした。同時に世界って広いんだなって思った。俺の知らないこんな音楽の世界があるんだって。そこからですね、うっすらとでもアーティストになるって感覚が芽生え始めたのは。だから今回のアルバムでも歌ってますけど、自分のファーストタトゥーはXで。自分にとってのヒーローです。

─それからHIPHOPを自分で始めたのはいつ頃だったんですか?

Yvng Patra:
音楽を始めたのは17の時ですね。学校行ってなくて、当時居酒屋でバイトしてたんですけど、家帰ってから寝るまでの間、iPhoneのガレージバンドとイヤホンでRECしてました。でも周りでは誰も音楽をやってなくて。サンクラやYouTubeに音源をアップしてたんですけど、その時に知り合ったラッパーの人に色々教えてもらったんです。地元の新潟にあるSTB Studioとかもそこで知ったり。そのままサンクラで曲を発表し続けてリスナーをある程度得てからサブスクに出そうって決めてました。急に出しても聞く人が居なきゃつまらないし。

─そこからアルバム『20』の制作に至る背景を教えて下さい。

『20』は単純に自分にとって1人のアーティストとしても20歳は人生の節目だと思ってるし、その時を大事にしたいなと思ったからです。18歳か19歳の時には「20になったら何かデカい作品を出す」って決めてました。やっぱり音楽を始めて人生が良い方向に変わったし、そこで出す作品は自分をこれまで作り上げてきたものや感じてることに触れたかった。コンセプトはそういった物です。

─言うのは簡単ですが、実際に20歳のタイミングで20曲入りのアルバムを出すって、相当大変な作業ですよね。

Yvng Patra:
そうですね、毎日夜通しレコーディングしてました。アルバムが本格的に進み始めたのが2022年の11月くらい。そこから3ヵ月とかで完パケまで持ってったので、アートワークからミックスから、全部そこで仕上げました。大変だったけど、でもこのアルバムのコンセプトを振り返ると、そうじゃなきゃいけないとも思って。何だってそうですけど、作り上げるまでの過程が薄いと、出来上がったものに対する想いも薄くなると思うんです。今回のアルバムはそういうものにしたくなかったので、自分の人生とか…色んなものに対して向き合いました。昔曲を聞いてた人達と今曲が出来ていたり、本当に夢があると思います。

─「人生に向き合う」という意味では、今回新潟のHIPHOPシーン、あるいは純粋に地元としての新潟について、今回のアルバムでかなり言及がありますよね。これは前作『ANTI HERO』のときにはあまりなかった気もしています。

Yvng Patra:
それはその通りですね。言い方が難しいんですけど…自分が音楽を始めた頃、あんまり地元のクラブ文化の中では素直に受け入れられなかったと思っていて。それで新潟のシーンみたいなところには特に触れてこなかった部分とかもあります。でも最近地元に帰ると…『YVNG NEVER DIE』(2021年)を出す前から俺の曲を聴いてくれてる子達がいて。何なら地元の仲間に俺の曲を聴いてラップ始めた奴とかもいるんです、Dirty Roomってクルー組んだりしていて。それがめっちゃ嬉しくて。それで『20』を通じて自分の今までとこれからに向き合うってなったとき、前よりも地元が好きになった自分がいた。それは地元の仲間のおかげでもあるなと思って。じゃあ地元のこと、そこにいる仲間のことを歌うのは必然だよなって整理がついたんです。

─なるほど。改めて20曲ある大作ですが、客演のいる曲についてはあえて相手のフィールドにYvng Patraさんが乗り込んでる感じがしますがどうでしょう。例えばTYOSiNさんとならEmo Trapで、みたいな。

Yvng Patra:
実は逆なんですよね。人を決めてからビートを決めたんじゃなく、どういう曲をやるかを決めてから、それぞれのビートのジャンルにリスペクトのある人を呼ぶって順番でした。シンくん(TYOSiN)で言えば、”Little Demon”のビートがちょっとバンドっぽいなと思ったのでそれはシンくんしかいないとか。めちゃめちゃ合いますしね。俺はこういうサウンドが元々のルーツのアーティストではないわけで、あっちこっち手出すのも場合によっては間違ってるとも思います。

─なるほど。そうなると、元々今回のアルバムでやろうとしてたことがめちゃくちゃ幅広いってことなんですね。

Yvng Patra:
そうですね、多彩さを見せたかった。その結果として、客演がさっき言ったようにその各ジャンルを生業にしてる人だったり、そこが俺なりのリスペクトです。

─リリックスタイルも前作からは変化(進化)した気がしています。何か意識して変化した部分はありますか?

Yvng Patra:
うーんどうですかね…元々2021年とかに俺が出てきたときは、「破壊的なものがカッコ良い」っていうマインドでした。そういうのも勿論かっこいいけど、破壊的な物で恐れられるばかりじゃなくて自分が救われた分、誰かに寄り添える存在でもありたいと思うようになって。その辺もXXXTENTACIONとかを…ロールモデルというか、アーティスト像として意識してる部分はあるかもしれないです。彼も色々ありつつも、熱烈に愛された人じゃないですか。そういうところに惹かれるのかも。

歌詞の書き方って意味で言うと、自分の怒りとか色んな感情を、前より素直にリリックに出来るようになったと思います。想いや感情をストレートに伝える形にシフトしてってるかなと思います。

─その意味だと”REAL TALK”は本作でもかなり思いを吐き出した曲だと思いますがいかがでしょうか。

Yvng Patra:
この曲はもうそのままの曲ですよね。自分の育ちは全然裕福ではないけどそこまで貧乏でもないくらい。ただ、俺の血の繋がってる親父が今70歳とか超えてるのかな。元々そっちの世界の人間だったりもして小学校の時に半殺しにされた事もあったり。17歳くらいまでは1年に1回くらい連絡が来てたけど返事はしてなかったです。大きくなってから母親から詳しく話を聞いてみると、俺の父親だっんだ、マジでクソ野郎じゃんみたいな。生んでくれたことは感謝してますけど、その怒りの感情が一番高かった時に書いたリリックとかも入ってるのが”REAL TALK”ですね。

─”Hood Star”はある種”REAL TALK”と逆というか、ポジティブに自分の過去と境遇を振り返るさまが印象的で。対を成す重要な曲だと感じました。

Yvng Patra:
この曲は…自分は2021年から東京に住んでますけど、新潟から出てくるときも色々あってほとんどちゃんと話さないまま出てきちゃって。仲は良いし大事な弟なんだけど。

でも、母親越しに聞いたんですよ、「弟たちが『兄ちゃんはラップしてるんだぞ』って友達に自慢してる」って。弟たちの友達にもYvng Patraを聴いてる子もいるらしくて。そういうのを聞くとすげえ嬉しくて…でも同時にすごく心配してくれてたみたいなんですよ。俺は高校行ってないけど、高3とかの歳でいきなり東京行ってラップやってる訳ですから。それでHOOKで「兄ちゃんは今ラップしてるから心配ない」って歌った曲でもあります。同じくHOOKで言ってる通り、昨年新潟帰ったときには弟たちにお年玉をあげたりして。俺20歳なったんだ…みたいな。この曲と”REAL TALK”が自分の中で一番想いが強い曲ではありますね。”HOOD STAR”ってタイトルも、今なら俺が新潟の顔だって言えるくらいの自信はついたから。去年とかだとそこまでは思えてなかったと思う。

─近年だとWatsonさんが徳島から出てきたり、大都市以外からの成り上がりもこれまで以上に加速している気もします。

Yvng Patra:
俺は動きやすいから東京に来ましたけど、別に音楽はどこに居ても出来るので。いまいる街が田舎だから上がれない、みたいに考えてる奴がいるならそれは間違ってると思います。埋もれないやつはどこにいても埋もれない。俺は「新潟出身だぜ」っていうアピールで出てきたアーティストじゃないけど、ちゃんとカッコ良い姿を見せることで新潟にいる人たちにも還元していきたい。お前らでも出来るんだぞって。

─それで言うと、”REAL TALK”, “HOOD STAR”と並んで、ラストの”20″が大事な曲な気がします。20歳になって分かったことと分からないことを素直に吐き出している様がすごく印象的です

Yvng Patra:
正直大人なんて嫌いだしなりたくねえよって今でも思ってる。でもそんなこと言ってるだけじゃ意味ないし、税金も年金も払いたくなくても払わないといけないし。大人になることがなんなのか分かんないけど、この国に生きてる中で、その理由を探して、パズルのピースをひとつずつ埋めてるところです。20歳になったから大人な訳じゃないし、なんなら俺はずっとヤングで、クソガキでいたいし。まだ未完成だけど、ちゃんと考えながら一歩ずつ上ってる。そもそも、Yvng Patraっていうアーティスト自体未完成だし。音楽だって誰もが最初の入りは他人の真似からじゃないですか。そこから段々自分のものにしていく。人生も同じだと思うんです。20歳だからって大人として完成した訳じゃない、それをそのまま歌ってます。

リスナーの子からも、”20″が一番好きですって言われることは結構あるんです。それはすげえ分かる気がしていて…ラッパーって特殊な職業じゃないですか。つぶしは利かないし、でもお金はたくさんもらえたりもする。だからこそ特殊な存在だし、他の人と違う世界を見せれるわけですけど、そればっかりだと遠い存在に感じるとも思っていて。そういう全然別世界の存在、みたいな見せ方もカッコ良いですけどね。でも、俺自身は元々色のない人生を生きてきた。他にもそんな想いでくすぶってる奴って多いと思うんですよ。そんな奴らに、「あ、Yvng Patraでもそうだったんだ」って身近に感じる部分が少しでもあれば、俺と彼らは地続きだってちゃんと感じてもらえると思う。そういう部分を大事にしてます。

─”TO THE STARS”は縁の深いLIZAさんと共演した曲でもありますね。

Yvng Patra:
この曲は元々俺がSoundCloudに上げてるEP『NO OTHER』(2022年)に入ってる曲で。LIZAとは俺がXgangに入るくらいの時期から一緒にいるんですけど、俺の人生が前向きになる上ですごく救われた、良いものを貰えたと思っていて。同い年ですけど俺より全然大人だし、刺激を貰うことも多くて…彼女のバックボーンも凄くて、アーティストになるべくしてなったと思ってるんですが、そんな彼女だから俺の精神状態が不安定な時にも助けてくれたり、逆に俺が助けになれるときもあったり。ちょっと前に作った曲ではあるんですけど、このアルバムの位置付けにもハマるなと思って。俺と彼女は、共に違う方向性ですけど光る星になろうと目指してるし、刺激もし合える。パートナーに対してちゃんとリスペクトを持てるってすごいことだと思うんですよ。互いに対して尊敬を持てる。そんな関係ってすごく貴重だと思います。

─LIZAさんについては、このインタビュー時点でラップスタア誕生のサイファー審査を通過し、次のステージへ進んだところでもあります。

Yvng Patra:
ハートにくるラップが彼女にはできますからね。ラップのスキルって、ラップが上手いってこととは違うじゃないですか。スキルフルなラップがどうとか関係なく、彼女は魂のこもった、彼女にしか出来ない表現がある。だからこそ順当に上がってるし、サイファーでもブチかましてましたもんね。彼女も入口が明確にHIPHOPにある中で、これだけ自分のバックボーンをぶつける機会って貴重だと思う。だからLIZAがラップスタア誕生に応募するって言ったときは驚きましたけど、「絶対いける」って思いました。今の状況は必然だと思います。

─他の曲について言うと、冒頭の”Flawless”なんかはYvng Patraさんらしいリリックが詰まった曲ですよね。最初にカマしにきてる感じが強い。

Yvng Patra:
俺は人生の中で、音楽が一番逃げずに向き合えて、自分のハングリーさを惜しみなくつぎ込めてるものなんです。元々サッカーとかもやってたんですけど、中2で学校行かなくなってからはやめて。小学校のときは無邪気に「プロになる」とか言ってても、ほとんどの人にとって「俺の夢は叶わない」って漠然と知ってしまうことってあるじゃないですか。でも、そこからマインドとして「自分を凡庸なまま終わらせるのか、特筆される何かになるのか」、このどっちを持つかだと思うんですよ。俺は絶対に凡では終わらないって知ってた。何かになる人とならない人の違いはそこにあると思います。アーティストになる奴は「俺は周りの奴とは違う生き方をするんだろうな」って、みんなどこかで気付いて生きてると思います。その違いが自分の中で明確になってきたから、この曲での「捕食者と被食者は交わらない」ってリリックに繋がってたりします。俺はまだまだ上に行くし、いつまでも腹が減ってます。

─”Tier 1″と”MONEY LOVE RESPECT”はジャージードリルと2Stepという異なるジャンルで高速BPMが続く曲順でもあります。この辺のジャンルは結構意識して取り込まれていますか?

Yvng Patra:
そうですね、Jerseyとか2Stepは、自分のラップがハマる庭だって思っています。元々Oddy Lozyがきっかけで”Tier1″をやることになってジャージーにハマることに気付いた部分はありますけど、日本ではまだ誰もやったことないタイミングだったので。誰がアイコンとして持ってきて根付かせるかで全然印象も変わると思うので、ジャージードリルに関しては俺がそうありたいですけどね。

─”Big Deal”のDonatelloさんと018の絡みも素晴らしいです。

Yvng Patra:
俺、横浜勢のフリーキーなノリがマジで大好きで。元々018くんも死ぬほど良くしてくれる先輩で曲をやろうって話はしてました。ヤミーくん(YamieZimmer)やOddy lozy、大神くんやドニーくん(Donatello)も含め、俺が高校くらいの歳の時にずっと聴いてた人達なので、今回アルバム作るなら絶対誘いたいって思ってた。それで”Big Deal”についてはドニーくんにも話したら「すぐやろうよ!」って言ってくれて…3人でって感じですね。

ちなみにこの曲のヴァースは16小節なんですけど、018くんが勢い余って24小節書いてきてくれて。俺そのヴァースを絶対削りたくなかったんで、ビートとかを調整して、実は018くんだけ24小節キックしてます。意識しないと気付かないと思うんですけど。あとはドニーくんも「お前の足ノロマ過ぎてフジツボ生えてんぞ」とか、マジでヤバいですね。

─最後に、今後の予定について教えて下さい。

Yvng Patra:
なんせ20曲のアルバムなんで、ここからMVもいっぱい出します。あとは、『20』を出したばっかですけど、もう次のEPを作ろうと思います。難しくなく聴けばアガる、即効性の爆弾EPって感じで。 あとはXgangのアルバムもですね。6人いるんで中々予定組むのが難しい部分もあったりしてみんな待たしちゃってるけど、ちゃんと動いてるので待ってて下さい。常に企んでるし、色々動いていきます。

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2023/03/16
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作品情報:

Tracklist:

1.Flawless
2.Helter Skelter
3.Akutai
4.La vie (feat. HAKU FiFTY)
5.Tier 1
6.MONEY LOVE RESPECT (feat. Tade Dust)
7.Lil Bxtch (feat. Pedro the GodSon)
8.Lost Message (feat. TERRA)
9.Silent Cook (feat. 大神)
10.REAL TALK
11.2 BILL 2 PA¥
12.Big Deal (feat. Donatello & 018)
13.Ready now
14.No No No
15.TO THE STARS (feat. LIZA)
16.Pipe Up
17.Hood star
18.Little Demon (feat. TYOSiN)
19.Drug n Girl
20.20

Artist: Yvng Patra
Title: 20
2023年2月25日リリース
Stream: https://linkco.re/sZXp6s17?lang=ja

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