Column/Interview

PRKS9より”Talk Dirty to Me”のMVを公開したAce the Chosen onE。Pitch Odd Mansion x MS Entertainment.によるコンピレーションシリーズ第3弾『2 HORNS CITY #3 -INSOMNIA HOTEL-』に収録された本作は、國枝真太朗による映像やES-PLANTによるビートを含め、2000年代以降の名古屋シーンのDNAを受け継ぐ彼の血筋が色濃く反映された曲となった。
そんなAce the Chosen onEのキャラクターを掘り下げるべく、今回は縁の深い面々がAce the Chosen onEについて語る。Pitch Odd MansionからRAITAMENと唾奇を始め、本作を手掛けたビートメイカーのES-PLANT, 電波少女からNIHA-C, 友人でありBar・狼煙の共同経営者でもあるマジシャン武蔵、Ace the Chosen onEが敬愛する先輩ラッパー・心之助が参加。Ace the Chosen onEの人間的な魅力に触れて欲しい。

RAITAMEN

─Ace the Chosen onEとの出会い

ラップし始めたころ、タメのアーティストが集まることが多くて。そういった集まりの中では軽く挨拶するくらいだった。今思うと…当時から既に今のエースと同じ顔だった気がする。そのくらいイカツイ人のイメージが強くて少し避けてたんだけど、どっかのタイミングで「なんで俺のこと避けるや!もっと一緒に遊んでくれよ」的なこと言われて、なんかかわいいと思ったのが最初ですかね。

─Ace the Chosen onEの逸話ってありますか?

みんなひどいこと言ってそうなんで良いとこ言います(笑) めちゃくちゃ遊び人で女好きなんだけど、パートナーが居るとき浮気しないところはカッコ良いですね。その他にも面白いこといっぱいあるんですけど、基本的には文字で見るより本人に直接聞いた方がいいと思うので。最近出来た彼の店に遊びに行ってください。
https://instagram.com/bar_noroshi?igshid=YmMyMTA2M2Y=

マジシャン武蔵

─Ace the Chosen onEとの出会い

彼との出逢いは名古屋栄にあるBARのGREEN CAMELでした。最初はHIPHOPが何かも分からず「俺、音楽やってて!」って自己紹介されたのが最初です。ただ今でも覚えてるのが凄まじい熱量を持った人だなって思いました(笑) ちなみに僕にこの世の全てのギャンブルを伝承してくれたのも彼でした(笑)

ギャンブルのギの字も知らなかった僕にはこんなスリリングにお金稼げることあるんだってなんったんです。気づいたら口座の1000万全部無くなってましたけど。2人で3ヶ月分の生活費を持って闘いに行ったこともありましたね。当然なくなって明日からどう暮らそうか考えながら鶴舞公園のカラスと会話したこともあります(笑)

─Ace the Chosen onEとの逸話ってありますか?

僕は昔、お金を稼ぎたくてなんでもやりまくったんですが、その時に彼にこういう仕事あるからやってよ!って言われてとある町の住宅街に行ったんです。その仕事が空から金庫降って来るからそれを受け取って走って持ってきてみたいな仕事だったんです。今思えばとんでもない仕事ですが、その時の僕にとっては最高の仕事でした。まぁでも24時間そこで待機してましたが金庫が降って来ることは無かったです(笑)

もう一つ覚えているのは、悪い敵を退治する仕事があってまぁ鬼退治みたいな仕事です。その敵が持ってるリュックの中にお目当てのものがあったんですが、ぶんどって走って逃げたら中にはただの弁当箱と水筒しか入ってなかった時はビックリしすぎて飛び跳ねましたね。まぁ全て相当昔の話なので。今になってはとんでもない笑い話です。

僕自身彼に色々な人を紹介してもらったり、時には死ぬ程遊んだり、腹抱えながら笑ったりほぼ毎日と言って良いほど一緒に居ます(笑) ただ昔から彼の持っている熱量、人間力、カッコ良さは全く変わっていないのが僕の凄く大好きなところです。

NIHA-C

─Ace the Chosen onEとの出会い

Ace the Chosen onEとの出会いは18歳の夏くらいだったと思います。
名古屋 栄のクラブ・WALLでのイベントでした。当時から同い年には見えない風格を纏っていて、結構ビビりながら話しかけた記憶があります。

見た目に反して気さくなエースはその頃からクラブ界隈に知り合いが多くて、イベントを紹介してくれたり俺らの世代がラップできる場所を作ってくれてましたね。俺は名古屋に出てきて1年目だったんですけど、エースが居てくれたおかげで名古屋での活動を軌道に乗せることが出来たと思ってます。

俺の知ってる限り、エースって何もしてない止まってる時期ってのがほとんど無くて、常に何か企んだり行動してたりするんです。こいつマグロみたいに止まったら死ぬんかなってくらい動き回ってる。
浮き沈みが激しい俺からするとほんと尊敬出来る部分で、俺の活動が行き詰まったりして困ったときはエースに連絡してみたり。俺が1stアルバムをリリースしたときも、いの一番に連絡してくれて「お前のリリースパーティ名古屋でやろう」って言ってくれて。実際にアクション起こしてくれるのもそうだし、そんなエースが居てくれることで精神的にも引っ張ってもらってるっていうか刺激をくれる仲間だなって思います。

あと音楽的なことで言うとアングラなHIPHOPはもちろん、ポップなHIPHOPとかPUNKとかミクスチャーとか色んなスタイルに理解があるのはエースの良さですよね。歳を重ねるごとにユニークなパンチラインが増えてエースの曲聞いてて楽しいっす。20代の頃…イベントが終わった朝7時くらいから謎にエンジンかかって「飲むぞオラー」ってシャンパンおろしてるエースを見かけては逃げてました。なんであのとき付き合ってあげなかったんだろうって後悔すると良くないので、これからはエースのお酒は何時だろうと断らずにガブガブ飲もうと思います(嘘です)

ES-PLANT

─Ace the Chosen onEとの出会い

Ace the Chosen onEとの出会いは渋谷のルイードK2で、凄いパワーみなぎってる感じだったのを覚えてます(笑) エースから聞く話は全て映画や漫画の世界のような事が起きてるイメージ。フィリピンで家無しで生活してたこととか、意味が分からない(笑) 焼肉屋で本当に肉焼かないし(笑)

沢山凄い話を聞きましたが、最近知った事はエースの話は5割くらい盛られてるってのを知り衝撃を隠せません。エース程、人生全てがHIPHOPな人に出会った事がありません。出会ってから今まで良い意味で1番何も変わらない熱いやつ。子供の出産祝いはめちゃくちゃ大きい流しそうめん機をもらいましたが使うタイミングが分かりません。

心之助

─Ace the Chosen onEとの出会い

エースと自分の出会いは渋谷のルイードK2。初対面とは思えないくらい始めからグイグイ来られて、その時は胡散臭い奴だなと思ってました(笑) ちなみに俺らが出会ってから10年以上経ちますが、このとき会話した時から今も変わらず、返事は「うすうす!」です。

─Ace the Chosen onEとの思い出は?

店員にどんなに注意されても肉を生で食い続ける男のイメージです。自ら率先して食中毒起こして焼肉屋出禁になる奴は彼しかいないと思います。他にもライブに呼んで貰った時のアテンドで、「良い店用意しときましたよー!」って言われて連れてかれた店がパチ屋でした(笑) そのお陰でギャラ分以上マイナスになって帰るのが名古屋が起きる定番の地獄でした。あと覚えてるのが…ある日、バスの運転手がすごく態度悪かった時があって。そのとき俺らの為にエースが怒ってくれたんですよね。逆に俺らが止めに入りましたが、要は仲間の為に怒ってくれるような、そんな熱い奴です。今じゃ大好きな仲間です。

唾奇

─Ace the Chosen onEとの出会い

岐阜で仕事してる時に、しんたさん(國枝真太朗)だったかSweet Williamに、名古屋のGREEN CAMELってクラブにPitch Odd MansionのAce the Chosen onEってやつが居るから行きやーって言われて。お金無いのに遊び行ったらエースがたらふく飲ましてくれた。そのせいで朝起きれず絶対に怒らせたらダメって言われてた上司の逆鱗に触れてしまいました。職場に向かっている最中にうんこして良いですか?って聞いたら余計に怒りを買ってしまいぶん殴られました。そこで逆ギレしたら沖縄に強制送還されて今に至ります。

逸話と言うか何というか…肉を焼かないで食うし、嫁さんもそのせいで肉焼かないし、なんなら最近はRAITAMENまで焼かなくなってきてるって聞きました。同じ人として複雑な気持ちです。

───
2022/05/20
PRKS9へのインタビュー・コラム執筆依頼・寄稿などについてはHP問い合わせ欄、あるいは info@prks9.com からお申し込み下さい。

作品情報:


Tracklist:
1.LIVING DEAD / 唾奇, RAITAMEN
2.Hyouri (feat. MELRAW) / TEN
3.Talk Dirty to Me / Ace the Chosen onE
4.EZ MODE / RAITAMEN
5.What Are You / 唾奇, RAITAMEN
6.Feelin’ Down (feat. Itto) / Warbo
7.Up to You (feat. SIRUP) / kiki vivi lily, サトウユウヤ

Artist: Pitch Odd Mansion
Title: 2 HORNS CITY #3 -INSOMNIA HOTEL-
Label: MS Entertainment
2022年3月4日リリース
Stream: https://linkco.re/Az4qGpt8?lang=ja

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。