Column/Interview

2022年, HIPHOPの現在地 重要ジャンル・作品総整理 by つやちゃん x 遼 the CP

いま、日本のHIPHOPを整理し提示する緊急性 遼 the CP: つやちゃんさんとは以前も女性アーティストについて対談させて頂きましたが、今日はもっと広く、今のHIPHOPを整理・概観してみようということで時間を設けさせて頂きました。この対談にあたり、つやちゃんさんの方でも今回の問題意識に根差し...

[’00年代があった vol.11] フリーミクステ文化はHIPHOPシーンをどう変えたのか─AKLO『A DAY ON THE WAY』の衝撃

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...

対談(後編):つやちゃん x 遼 the CP(PRKS9)  – HAC, SOULHEADからCYBER RUI, ドクアノまで…女性ラッパー史総整理

1月28日、DU BOOKSより、つやちゃんによる書籍『わたしはラップをやることに決めた』が発売された。女性のHIPHOPアーティスト達が発表してきた作品、抱いてきた想いをすくい上げた本書は、日本のHIPHOPにおいて光が十分に当たってこなかった領域を確かに照らして見せた。 もちろん本書は(著者が書籍内で記...

対談(前編):つやちゃん x 遼 the CP(PRKS9) 『わたしはラップをやることに決めた』 – そこで誰が埋もれてきたのか?

1月28日、DU BOOKSより、つやちゃんによる書籍『わたしはラップをやることに決めた』が発売された。女性のHIPHOPアーティスト達が発表してきた作品、抱いてきた想いをすくい上げた本書は、日本のHIPHOPにおいて光が十分に当たってこなかった領域を確かに照らして見せた。 もちろん本書は(著者が書籍内で記...

[’00年代があった vol.6] レビュー:走馬党『走馬党』(2006年)

その年史が積み上がるほど歴史の記述はシンプルになる。何十年分の歴史を決まった分量に収められるよう、歴史の背骨を構成する要素以外はこそぎ落とされていく。HIPHOPも同様だ。黎明期にして黄金期とも言われる1990年代、まだ「近世」と言える2010年代の発掘・アーカイブ作業を横目に、2000年代における日本のH...

UKで一躍注目を集めるラッパー/シンガー・Miso Extraとは?

イギリスでいま注目を集めるアーティスト・Miso Extra。イギリス人の父と日本人の母との間に生まれた彼女はロンドンを拠点に活動。日本語と英語がちょうど50:50で並立するリリックと、それを取り巻くサウンド。そのどこか非現実感のあるグルーヴが各所で話題を呼び、まだシングルを3枚リリースしたのみにも関わらず...

2Stepの歴史と近年の日本のHIPHOPにおける2Stepリバイバルについて by @takachenco

近年日英で2Stepをベースとしたラップミュージック/HIPHOPがリバイバルしている。2000年代初頭に産声を上げたこのジャンルは、同時代的にはm-floなどの功績により主にJ-Pop寄りのフィールドで当時のポップスをアップグレードする役目を果たしたのち、本国UKでの衰退と時を同じくして推進力を失っていっ...