2Stepの歴史と近年の日本のHIPHOPにおける2Stepリバイバルについて by @takachenco
近年日英で2Stepをベースとしたラップミュージック/HIPHOPがリバイバルしている。2000年代初頭に産声を上げたこのジャンルは、同時代的にはm-floなどの功績により主にJ-Pop寄りのフィールドで当時のポップスをアップグレードする役目を果たしたのち、本国UKでの衰退と時を同じくして推進力を失っていっ...
近年日英で2Stepをベースとしたラップミュージック/HIPHOPがリバイバルしている。2000年代初頭に産声を上げたこのジャンルは、同時代的にはm-floなどの功績により主にJ-Pop寄りのフィールドで当時のポップスをアップグレードする役目を果たしたのち、本国UKでの衰退と時を同じくして推進力を失っていっ...
「俺はこのアルバムで、人生変えたるつもりやねん!邪魔すんなや!」 “Getout”のパフォーム中、高らかにそう叫んだのは寝屋川の生んだ関西屈指のソウルマン・HARZEY UNI。2021年3月末、1stアルバム『Untitle』をリリースした彼だが、この場面は同年7月に大阪のクラブハ...
2019年7月からのお勤めを終えたRYKEYが、2021年8月19日、ついにシーンに還ってきた。旅立ち前の置き土産となった『DEMO TAPE』(および収録曲のMV公開)、多数の周辺アーティストへの客演参加曲で、お勤め中もご無沙汰感こそ薄かったが、復帰最速のインスタライブを皮切りに、カムバックしたRYKEY...
2021年7月17日、Vellar skinが1st EP『Floating ribs』をリリースした。PRKS9では彼をいま最も注目すべきプロデューサー/ビートメイカーの1人として認識しているが、AOTOやDAFTY RORNといったアーティストと関わる一方、そのバックグラウンドは明らかでなかった。 そん...
Skyraの主宰するコレクティブ・Gathering Of Deathに所属するギタリスト/シンガーによるデビューEP。2021年7月21日配信リリース。 SLOWUGGというアーティスト SLOWUGGについて現状明かされている情報は多くない。分かっているのは(恐らく)Gathering Of Dea...
神戸弁、男子校ノリ、下ネタ…そして最高にブルージー。筆者が、神戸薔薇尻こと小林勝行というアーティストを語る上で、まず連想したキーワードだ。彼を知らない人が見れば中々とっつきにくい印象になりそうだが、(誤解を恐れず言えば)それが事実でもある。ただし、そんなテーマさえ内輪ノリに留まらず、全国に届かせるに充分な強...
神戸を中心に活動し「水」を表現し続けるビートメイカー・pool$ideのアルバム。2021年3月3日リリース。 pool$ideというアーティスト 業界を俯瞰し、いかに他者とオーバーラップしないポジショニングを行うか。音楽に限らず、どの分野にも当てはまる競争戦略の要諦だ。その点において、「水を表現するビート...
島根を拠点にグローバルな活動を展開する若手・Skyraの3rdアルバム。2021年6月30日各種配信ストアでリリース。 Skyraというアーティスト 島根 – 鳥取を拠点に活動するSkyraの動きは、距離や重力から自由だ。地元のシーンとは一切繋がりを持たず、SNSでのやり取りを通じ、ダイレク...
日本でも未だ人数が少ない宗教をレップするMCであり、この数年で数々のメディアやオーディションにて波乱を巻き起こしたMC・Itaq。弱冠21歳の彼が2021年5月14日(金)、新作2ndアルバム『Savior of Aquarius』をリリースした。前編では、21歳にしてキャリア9年目を迎えるその経歴を紐解い...
日本でも未だ人数が少ない宗教をレップするMCであり、この数年で数々のメディアやオーディションにて波乱を巻き起こしたMC・Itaq。弱冠21歳の彼が2021年5月14日(金)、新作2ndアルバム『Savior of Aquarius』を世に送り出す。素晴らしい内容の本作だが、意外と知られていないのは、彼が21...