インタビュー:Automatic (ゆるふわギャング) a.k.a. 自動式 – AIとプロデューサーのストラテジー
2021年4月15日、傑作『MALUS』は突如としてシーンに現れた。大がかりなプロモーションも、各所でのリリースアナウンスもなく静かに産み落とされたそれは、しかし、確かに届いたリスナーの中で評判を呼び、バイラルでその評価を確かなものとしつつある。 ゆるふわギャングのプロデューサーとして活躍してきたAutom...
2021年4月15日、傑作『MALUS』は突如としてシーンに現れた。大がかりなプロモーションも、各所でのリリースアナウンスもなく静かに産み落とされたそれは、しかし、確かに届いたリスナーの中で評判を呼び、バイラルでその評価を確かなものとしつつある。 ゆるふわギャングのプロデューサーとして活躍してきたAutom...
EDWARD(我)の音楽は強さと弱さが絶えず自壊と再構築を繰り返す。 2019年にラッパーとしての活動を開始したEDWARD(我)は、SoundCloudを主戦場に音源をリリース。地元・関西の繋がりでNidra AssassinやYokai Jaki, rirugiliyangugiliら同年代のコミュニテ...
リスナーは今後、homarelankaの名前を否が応でも覚えることになる。激烈な体験を経て制作された初音源 “riot.”以降、名古屋の新鋭は最短の打ち手でシーンの階段を駆け上がりつつある。初の自身名義の配信リリース曲となった”III MY SELF”では客演...
前文 by PAKINあなたは地図を眺めるのは好きだろうか? イギリスでGrimeが生まれてから20年ほどが経過し、世界各国に日々Grimeアーティストが誕生している。その動きが最も顕著な地域の一つは間違いなくヨーロッパであろう。地図を眺めると、極東に住んでいる一市民としては、改めて「イギリスとこの国はこん...
そこにあるのはいつも「自由」だ。 KMが2ndアルバム『EVERYTHING INSIDE』をリリースした。前作『FORTUNE GRAND』から3年。この間に、KMというプロデューサーの名前はシーンに完全に浸透した。田我流とのEP制作、Kvi Babaのフルプロデュース、そして(sic)boyのブレイク…...
YOU THE ROCK★が前作『ザ・ロック』(2009年)ぶりにアルバムを出す。これだけでもセンセーショナルなところに「THA BLUE HERB RECORDINGSからのリリースで全曲O.N.Oビート」なんて文言が付いていたもんだから、ヘッズたちは沸き立った。そんな訳で2021年5月12日(水)にリリ...
JUBEEは過去と未来を同時に引き継ぐ。THE OTOGIBANASHI’Sへの客演でシーンに登場して以降、徐々にミクスチャーHIPHOPの影響もベースにした新機軸のHIPHOPを展開。”Joy Ride”や”Morning Dew”が新規リスナー...
「(何も起こらず)そのまま25歳になって、本当に最悪の可能性も考えるようになって。このままだとヤバいと思って、映像監督に転向して、本格的に始めたのが26歳、2018年の夏頃でした」 2年ほど前から本格的なMV監督としてのキャリアを開始し、以降OVERKILLや般若, AK-69など多様なアーティストのMVを...
1990年代後半。日本のHIPHOPは記念碑的イベント・さんピンCAMPでMUROが「こんなシーンを待ってたぜ!」と叫んだ通り、シーンとしての骨格を確かなものとした。 その熱量から多くの名曲が生まれ、間違いなくHIPHOP史におけるハイライトのひとつに数えられるこの時期について、当時のプレイヤーたちが語る場...
2021年2月3日、SHAKKAZOMBIEの一員であり、ファッションデザイナーとしても世界的な評価を受けるオオスミタケシ──MC名はOSUMI, のちにBIG-Oと改名──の訃報が知らされた。訃報を受け、PRKS9ではSHAKKAZOMBIEのトラックメイカー・TSUTCHIEに連絡を取った。それは氏の急...