Column/Interview

インタビュー:Automatic (ゆるふわギャング) a.k.a. 自動式 – AIとプロデューサーのストラテジー

2021年4月15日、傑作『MALUS』は突如としてシーンに現れた。大がかりなプロモーションも、各所でのリリースアナウンスもなく静かに産み落とされたそれは、しかし、確かに届いたリスナーの中で評判を呼び、バイラルでその評価を確かなものとしつつある。 ゆるふわギャングのプロデューサーとして活躍してきたAutom...

イタリアのGrimeシーンとは? Think’dインタビュー: Beyond the Atlas by @PAKINorSMA

前文 by PAKINあなたは地図を眺めるのは好きだろうか? イギリスでGrimeが生まれてから20年ほどが経過し、世界各国に日々Grimeアーティストが誕生している。その動きが最も顕著な地域の一つは間違いなくヨーロッパであろう。地図を眺めると、極東に住んでいる一市民としては、改めて「イギリスとこの国はこん...

MV監督に必要な案件獲得の手法、企画、そして覚悟。南虎我が語る矜持

「(何も起こらず)そのまま25歳になって、本当に最悪の可能性も考えるようになって。このままだとヤバいと思って、映像監督に転向して、本格的に始めたのが26歳、2018年の夏頃でした」 2年ほど前から本格的なMV監督としてのキャリアを開始し、以降OVERKILLや般若, AK-69など多様なアーティストのMVを...

「後輩世代」の90-00年代:MEGA-Gとサイプレス上野が見上げたHIPHOPシーンの景色

1990年代後半。日本のHIPHOPは記念碑的イベント・さんピンCAMPでMUROが「こんなシーンを待ってたぜ!」と叫んだ通り、シーンとしての骨格を確かなものとした。 その熱量から多くの名曲が生まれ、間違いなくHIPHOP史におけるハイライトのひとつに数えられるこの時期について、当時のプレイヤーたちが語る場...