インタビュー:EDWARD(我) – 私が私に生きる理由を与える
EDWARD(我)の音楽は強さと弱さが絶えず自壊と再構築を繰り返す。
2019年にラッパーとしての活動を開始したEDWARD(我)は、SoundCloudを主戦場に音源をリリース。地元・関西の繋がりでNidra AssassinやYokai Jaki, rirugiliyangugiliら同年代のコミュニティを築きつつ、関西以外でもCVLTEやSTARKIDSらと楽曲を制作。2020年12月には自身名義での配信デビュー作となるEP『202020』をOurlanguageからリリース、以降も作品・客演を重ね、次世代のアーティストの中でも一歩抜き出た存在感を放つ。
だが普段は気丈なスタンスを貫く一方、EDWARD(我)の曲で表現される「自分」はとても繊細だ。危うげと言っても良い。曲に吐き出したからやっと立っていられるような、そんな姿が遠くに見える。
「音楽をするっていうのは自分で自分の機嫌を取る行為。自分が自分に生きる理由を与える為の行為です」
そう語る裏にはEDWARD(我)にとっての「自分」がどうあるべきか、これまでの半生に基づく思いがあった。
登場する主なアーティスト(順不同):
AK-69, Lana Del Rey, Poshlaya Molly, Nidra Assassin, STARKIDS, AOTO, ちゃんみな, yng muto nyng (BHS Svve)
みんなで聴くAK-69はアガる
─本日はよろしくお願いします。
EDWARD(我):
EDWARD(我)です。2000年生まれの20歳、京都出身です。今は大阪や関西を中心に活動しています。
─元々はどのような音楽を聴いていたんでしょう?
EDWARD(我):
元々母親がHIPHOPやブラックミュージックが好きで、おなかの中にいた時からずっとそういう音楽を聴いて育ってたんですよ。だから自然と…何を聴こうとか意識する前に色んな音楽を聴いてました。母親は当時EMINEMが好きでしたし、お父さんは逆にNirvanaとかBon Joviが好きみたいな。自分も日本のバンドとかも好きで聴いてました。だから意識的に「何か聴こう」というよりは、生まれた時からずっと音楽はそこにあった感じです。
─そんな音楽に囲まれた環境から、初めて主体的にハマったジャンルや、そのきっかけはなんだったんですか?
EDWARD(我):
なんやろ…自分でディグってハマったって意味だとERIC NORTHとか。あとは韓国のHIPHOPが好きでよく聴くんですけど、C JammとかASH ISLANDとか好きで聴いてますね、メロディアスでEmo Rap的な。
でもこうやってHIPHOPを意識的に聴くようになったきっかけはAK-69さんです。小学校4年生くらいのときかな…当時親が離婚したり再婚したりってのがあったんですけど、新しいお父さんがAK-69さんが大好きでずっと流してて。それでHIPHOPがより好きになりました。その頃は『RED MAGIC』(2011年)が出たあたりで…もうほんまにめちゃめちゃカッコ良い、未だにたまに聴き返します(笑)
─AK-69さんは意外ですね。AKさんの何がEDWARD(我)さんに刺さったんですか?
EDWARD(我):
なんですかね…まず日本語でそういうオラオラな歌詞を歌う人って当時知らなくて新鮮で。当時仲良しの友達がいて、その子に4つ上のお兄ちゃんがいたんです。そのお兄ちゃんの周りの友達もみんなで(AK-69を)流してて…みんなで聴くAK-69さんはアガるんですよね(笑) そこから色んな人を聴くようになって…いわゆるヤンチャな人が聴くような人たちをよく聴いてました。
─じゃあ、今のEDWARD(我)さんの音楽観からすると意外ですが、影響を受けたアーティストもAK-69さん?
EDWARD(我):
AKさんの影響ももちろん入ってると思います。でも、高校生くらいになってから自分でディグって見つけ出したのがLana Del Reyや、ウクライナのポップパンクバンド・Poshlaya Mollyで、やっぱりこの辺の人たちからの影響もあるんじゃないかな、と思います。Poshlaya MollyはMVもかわいいんですよ、MVの雰囲気とかは明らかに影響を受けてると思います。
逆にLil PeepとかXXXTentacionとかに喰らってそうってよく言われるんですけど、そこまでなんですよね。別に全然好きで聴くんですけど、凄い影響を受けました、神です、みたいな感じではないです。たまたま自分の好みのビートが(Emo Rap寄りの)そういうのなんですけど、影響を受けたかっていうとそうじゃないと思います。
1人で書いてる日記としての音楽
─それからHIPHOPを自分で始めたのはいつ頃?その経緯や当初の活動内容は?
EDWARD(我):
自分で音楽を始めようと思ったのは2年前ですね。まあその前から…高校時代に外国人の友達がいて、その子もHIPHOPが好きだったんです。で、外国から来てるから色んな音楽も知ってて教えて貰って。そうやってその子と遊んでる中で、遊びでDTMしたり、適当にフリースタイルでラップしたりってことはしてました。でもそのときはプレイしてるってほどじゃない、ほんとに遊びでやってただけですね(笑) そこから大学生になって、別にきっかけもなくなんとなく「ちょっと曲作って上げてみよ」って思って。それで出来たのが”Drop”でした。元々この曲は私のラップだけで上げたんですけど、いまはあとでNidra Assassinもラップを乗せたバージョンがサンクラに残ってます。この、私のソロバージョンの”Drop”が初音源ですね。もう友達に「曲上げるわ」ってだけ言って、ふらっと上げただけでした。
─それまで曲を作ってた訳でもなく、ふらっとアップした”Drop”にいきなりNidra Assassinさんが乗ることになる訳ですよね。ここの経緯は?
EDWARD(我):
元々私がNidra Assassinの大ファンやったんですよ。特に”Back-fire”っていう曲が大好きで。別にNidra Assassinの中でめちゃ再生されてる曲って訳じゃないんですけど。この曲を高校のときに聴いてバチ喰らって、私がNidra Assassinを知るきっかけになった、一番好きな曲で。
だから(Nidra Assassinとは)絶対一緒にやりたいって思ってたんです。それで…”Drop”を作る前やったかな、私からインスタのDMとか送って繋がって。「曲ヤバいです!」「ありがとう!」みたいなやり取りをしてるうちに、なんか謎に仲良くなって(笑) そんな中で「一緒に曲作ろうよ」「じゃあ”Drop”のREMIXやってよ」みたいな流れになって、それで一緒にスタジオ行って作った感じですね。
─そうしてキャリアを本格化して以降、Yokai Jakiさんやrirugiliyangugiliさんといった関西のアーティストから、CVLTEやBENXNIさんなど、他の地方のアーティストとの共演も重ねてきました。こうした楽曲も、SoundCloudという磁場を通して繋がったもの?
EDWARD(我):
関西の人たちとは、やっぱり最初はNidra Assassinが繋いでくれた部分が大きいです。現場で繋いでくれたりとか色々。Nidraがなんか、私が何やっても褒めてくれるんですよ。「EDWARD(我)マジヤバいって!」みたいな。私も褒められて伸びるタイプなんで、モチベーションになってますね(笑)
逆にCVLTEとかBENXNIとかはサンクラ繋がりですね。BENXNIたちの方で言うと、(STARKIDSのメンバーである)TAHITIかSpace Boyやったか…どっちかからDMで「一緒に曲やろう」って来たのが最初で、そこからSTARKIDSとは仲良くなりました。サンクラのDMも、当時くらいの知名度・フォロワー数ならちゃんと見れたので…今はちゃんと見れないくらいの量が来るようになったんですけど(笑) その前くらいの段階なら、サンクラでプレイヤー同士で繋がって…っていうのは多いですね。カッコ良い人たちと繋がれる場として、めっちゃデカいと思います。
─そこから初の配信リリースとして、yng muto nyng (現BHS Svve)さんと組んだ3曲入りシングル『ウサギ』が2020年5月にリリースされました。
EDWARD(我):
元々私が”Avenue” (現在は削除済) でyng muto nyngを知って、そこからコンタクトして出来た作品ですね。ガッツリ「3曲入りの作品作ろや」っていうよりは、互いに「カッコ良いから作ろ」ってなって出来上がっていった曲を詰め込んで出した、って感じで、軽いノリで作りました。
この中の”虹脳”は特に思い入れがあって作った曲ですね。Netflixで蜷川実花さんが監督してる『FOLLOWERS』ってドラマがあるんですけど。それに喰らって「この世界観で作ろう」って。普段は何かをモチーフに曲を作ったりすることがないので、こういう作り方をした曲は”虹脳”くらいだと思います。
─確かに、EDWARD(我)さんの曲で自分以外をモチーフにした曲は少ない印象です。それで言うと、普段はどのように曲を作ってるんですか?
EDWARD(我):
まずはビートを色々貰って、「これだ!」っていうのがあればそれを基に作ります。まずは音程やメロディを(宇宙語的に)録って、最後にリリックを嵌める感じです。最初はビートありきですね。そこから浮かんできた情景とかインスピレーションを基に歌うことを決める感じです。
─確かにEDWARD(我)さんの曲は、内的に湧き上がるものを吐き出してる感じがあります。何をモチベーションに、何を伝えたくてラップしてるんでしょう?
EDWARD(我):
うーん、誰かに何かを伝えるって言うよりは、自分の中の感情を整理するのに歌ってる感じですね。自分が生きる為に、自分が生きる理由の為に歌ってます。「誰かの為に」って感じでは歌ってないです。言ったら1人で書いてる日記みたいなもんなので…聴いた人にも「あっそうなんや、そう思ってるんや」くらいで受け止めてもらったら良いというか、それぞれの解釈で受け取ってもらって良いです。歌詞も基本的に全部一人称で、自分のことを歌ってるので。
─その後Ourlanguageとディールを結んで発表した『202020』(2020年12月)は、”虹脳”などでも見せていた伸びやかな歌唱力を最大限に活かしたEmo Rap寄りなスタイルを…特に”Loser”などをリード曲、MV化することで印象付ける大きく打ち出したEPになりました。
EDWARD(我):
これは自分が得意なこと、やりたいことを打ち出したEPですね。この中でも”Loser”をMV化しようと思ったのは…一番自分ぽいかなと思ったからですね。さっき言った通り、基本的に全部自分のことを歌ってる曲なんで自分ぽいんですけど(笑)、でも例えば”X”は自分が自分じゃないときの曲だったりします。その意味で”Loser”は自分がありのままの姿のときの曲なんで。
─アグレッシブなイメージもあるEDWARD(我)さんの中で、内に閉じこもった”Loser”が自分らしいというのは示唆的ですね。
EDWARD(我):
色々言ったりもしますけど、本当は自分ってこんな姿なんかなとは思います。別にこういう姿を歌いたいとかって訳じゃないんですけど…それはどの曲もそうなんですけど、勝手に歌として浮かんで出てきちゃう。だから私のリリックに嘘をついてるものはないし、ほんとのことしか歌ってないです。自分の話を盛ったりして歌う人もいるじゃないですか。いいなーって思いますよ。そんな適当に歌えたら楽やろうなって、私は本当のことしか歌えないんで。
魂を削って歌うから意味があるし、人に届くんだと思ってます。自分がやってるこのアーティスト活動を意味あるものにする為には、嘘をついちゃいけない。私が私に、そう言ってます。やっぱり自分の為にやってることなので、そこに嘘をつく、嫌なことはしたくないです。
─サウンドとしても”2 skies”のようなバブルガムトラップの系譜を継ぐものからEmo Rap, “ai”のようなサッドコアまで多様ですが、意識したことはありますか?
EDWARD(我):
色んなジャンルの音で揃えようとか、そういう意識は全くないです。もうビートが届いて、「これカッコ良い」と思ったら自然と乗るみたいな。(全編歌モノの)”ai”も…ビートを聴いたとき、自分がすごくピースなマインドで。「もうみんな幸せになったらええのに」ってノリで作ったらこうなってました(笑) 逆に”X”とかは…聴いた内容そのままの状態だったので、こうなりました。基本的にどの曲も、聴いてみた雰囲気がそのままその時の私の状態を表してると思います。やっぱりアップダウンが激しい人間なんで、それがそのまま出てるんかなと。
だから『202020』全体としても、20歳になった2020年の自分はこんな状態でした、っていう作品になってます。さっき言った通り、自分にとっての曲作りは日記みたいなもんなので。このEPも自分があとで聴けば「あの頃はああやったな」って思い出すみたいな、そんな作品になってます。
「なるべく外見を気にしないで生きたいので、よろしくお願いします」
─新作”FREE”もずるりと落ちるような感情の揺れが表現されていました。本作について教えて下さい。
EDWARD(我):
さっきまでの話の通り、この曲もマジで歌詞そのままの内容・心境ですね。別れを経験して、相手からはそれでも一緒におって欲しいって言われる中で…っていう。もう歌詞を読んでもらえば分かる、そのままの内容です(笑)
MVについては、歌詞の内容が悲しいので逆に穏やかな感じにしました。普段の感じで遊んでる中で、その様子を友達にスマホで撮ってもらって、それを編集してもらうっていう、いつもの雰囲気そのままの感じです。だから普段遊んでるときの、自然な私が出てると思います。曲の内容的に本当は悲しみたい心境なんですけど、それをそのまま映像にも出すと自分がちょっと崩れちゃう気もして。だから映像は踏ん張ってる感じとういうか。映像の色味とかは私がアシッドなものが好きなのもあって…撮影した場所自体も金魚がライトアップされてる幻想的な雰囲気の場所なんですけど、そこからkengdengさんに編集掛けてもらって、毒々しい、目に来る色合いでお願いしました。
kengdengさんはSTARKIDSやAOTOくんのMVを見る中で「この人の映像編集ヤバいな」って思ってて。一緒にやりたかったので今回組めて嬉しかったです。だから曲の内容と映像のテンションがたぶん合ってなくて、だからこそ(重くなり過ぎず)見やすいものになったかなって思ってます。逆にサブスクで曲だけを独りで聴くとどっぷり浸かるみたいな、そういう内容かなと。
─EDWARD(我)さんはSNSで自身の容姿を褒める声に感謝していたものの、しばらく前に業を煮やして(?)「見た目で売ってないから」と宣言していました。ルックスありきでの評価や、それを許す業界構造には何か思うところがある?
EDWARD(我):
見た目を褒めてもらえること自体は嬉しいんですけど、女性のラッパーだからこそ曲として聴いて欲しいって思いは凄くあります。見た目で評価されるのが嫌で、活動始めた頃は顔を出さないようにすることも考えたりしてたんですけど。やっぱり自分は別にアイドルじゃないので、見た目込みでアイドル視されたりすると「そうじゃないんやけどな」って思います。
別に男の人だと見た目ありきで評価が決まったりしないじゃないですか。自分は男のプレイヤーと垣根ない、同じ土俵でやってるので。同じ形で見て欲しいですね。
─女性プレイヤー…あるいは女性そのものが美醜の評価に晒される苦労、それに対するカウンターという意味ではちゃんみなさんの”美人”などもありました。
EDWARD(我):
女性が直面する見た目の話に関しては…私も高校生の頃に自分の容姿が気になり過ぎて、醜形恐怖症って病気になっちゃったんですよ。自分の見た目が気に入らない、過度に気になっちゃうって病気なんですけど。当時は自分の外見が嫌で、一日中鏡を見て、外に出れなくて引きこもったりして。今は治ったんですけど、それは鏡を見ないように、自撮りをしないように、自分の見た目に執着しないように…って意識し続けたからなんです。そうやって外見の話から意識的に離れることで治ったので、褒めてる言葉であっても…ありがたいんですけど、外見に意識が戻っちゃうのでちょっとって思います。なるべく気にしないで生きたいので、よろしくお願いします。
─もちろん女性アーティストでも、リリックのテーマとして「かわいい自分」を押し出していくスタイルはあります。でもEDWARD(我)さんの場合、これまでの話の通り外見ではなく内面についての歌詞がほとんどで。このリリックスタンスにも、そういう美醜の価値観が関係している?
EDWARD(我):
そうですね…(「かわいい自分」のような歌詞は)自分には書けないです、自信がないので(笑) 別にかわいい服着ても、かわいいのは服であって私じゃないので。そういう歌詞を書いてる人は「自信あって良いな」と思いますけど、私はしないって感じです。
自分は中高のときは…見た目のことや諸々あって、もう毎日起きてから寝るまで死ぬことだけ考えてるみたいな感じで、結構ボロボロだったんです。そんな中で音楽をするっていうのは、さっきも言った通り自分で自分の機嫌を取る行為、自分が自分に生きる理由を与える為の行為で。だからリリックは本当のことを歌う。外見に自信がある訳じゃないからそういうことは歌わないし、その時の内面の気持ちをそのまま歌う。音楽がなければ理由がなくなっちゃうので、だからこそ音楽では自分に嘘をつかない。
─きっと同じ悩みを抱える方がたくさんいる中で、多くの方に届けたい言葉です、ありがとうございます。最後に、今後の予定について教えて下さい。
EDWARD(我):
まだ解禁できないんですけど、新曲とか、いろんな人との曲とかリリースを予定してます。ライブも…こんな状況ですがぼちぼちやっていきたいので、ブッキングお待ちしております。直近では2021年8月9日(月)、久々に東京都内でライブがあるので、ぜひ来てください。ありがとうございました。
─これからも楽しみにしています、ありがとうございました。
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2021/07/06
PRKS9へのインタビュー・コラム執筆依頼・寄稿などについてはHP問い合わせ欄、あるいは info@prks9.com からお申し込み下さい。
ライブ情報:
2021/8/9 (Mon) 14:00〜20:00
「DEMONIA」at SHIBUYA R-Lounge 7F
Guest 2500yen+1D / Door 3000yen+1D
出演:
EDWARD(我)
STARKIDS
rirugiliyangugili
Dr.Anon
他
アーティスト情報:
EDWARD(我)
京都に生まれ、幼い頃よりクラシックピアノとダンスを習い、両親が好きだったNirvanaやGreen Dayを聴いて育つ。高校生に成長した彼女は、高度な音楽理論を学び、複雑な家庭環境と思春期特有のアンバランスなメンタルに苦悩しながらも、ラップという新たな表現方法に出会う。ネットにオリジナル曲をアップする内にNidra AssassinやYokai Jaki, rirugiliyangugiliらを巻き込んで、関西若手トラップシーンの中で頭角を表す。野崎りこんやTahiti, BENXNIとのコラボ曲、yng muto nyngとの共作EP『ウサギ』を経て、2020年、20歳の冬に初EP『202020』をOurlanguageよりリリース。フェイバリットはMarilyn MansonとLana Del Rey, そしてウクライナのポップパンクバンドPoshlaya Molly。
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