Column/Interview

現行のHIPHOPシーンにおいて目覚ましい活躍を見せるLo-keyBoi。
独特のハスキーボイスで奏でられるどこか切なげなメロディに多くの人が虜になり、目下確実にファンベースを広げているアーティストの1人だ。特にこの1年の活動ペースには目を見張るものがあり、毎週の様に彼の声が入った楽曲が世に放たれている。しかも「どの曲もしっかりと作っている」と後に述べる通り、全楽曲がハイクオリティであるのが尚更驚きである。

Mix, MasteringやMVも自身でこなすこの感性豊かな青年に、そのバイタリティ溢れる活動の根源とは何か、また、楽曲では感じる事の出来ない彼の生い立ちや普段の生活について語ってもらった。

Interviewed by SOMAOTA (Black petrol) @soma_Ohio (Tw)

─今日はよろしくお願いします。

Lo-keyBoi:
Lo-keyBoiです、よろしくお願いします。
数日前に誕生日を迎えて21歳になりました。
出身は広島の福山、今は京都在住で、京都・大阪を中心に活動しています。
ただ、最近はライブも少なくなって、家に籠ってずっと曲を作ってますね。

─まずアーティストとして活動を始める前のお話を聞かせて下さい。
 一番最初に(能動的に)音楽に触れたのはいつ頃でしょうか?

Lo-keyBoi:
うーん。
音楽は自然と色々聴くじゃないですか、生きとったら。
だけど一番最初にカッコいいと思ったのは韓国のG-Dragon(BIGBANG)ですかね、オカンがよう流してて。
その時に「これ、ばりシブいな」って、”This Love”っていう曲なんですけど。
後はMr.Childrenとか好きでした、基本的にずっとK-POPとかJ-POPとか聴いとったすね。
なんで今聴いてる様なHIOHOPは高校卒業までは特に聴いてなかったですね。
音楽も昔からやっとったわけじゃなくて、高三の秋までバチバチサッカーやってました。

─なるほど、そこからHIPHOPに出会ったきっかけは?

Lo-keyBoi:
G-Dragonがラッパーってのもあって、一瞬だけ韓国のラッパーをディグッてた時があるんですけど、あんまりしっくり来なくて。
今みたいに好みの曲をディグる方法をまだ知らなかったっすね。

HIPHOPとの出会いは、大学進学を機に京都に来てすぐ。
ラッパーの友達に家に連れて行かれてフリースタイルさせられた事があって、それが最初です。
そん時は「まあちょっと楽しいなあ」みたいな、だけどその時また別に、ダブルタッチやってて笑
そのダブルタッチが忙しすぎて、ラップはほんとに遊びって感じでした。
ただ、その時に初めて日本のHIPHOPを聴いてハマり始めて、もっとディグろうと思って色々聴いてました。

─ダブルタッチってまた面白い競技ですね。

Lo-keyBoi:
そうですね、大学入学当初はダブルタッチばっかやっとったんですけど結構早い段階で「これ忙しすぎてやばいなあ」って感じで辞めたいとは思ってて、でもなかなか辞めさせてもらえなくて笑
「9月に3回生が引退するデカイ大会があるからそこまではせめておって欲しい」て言われて、そこまではやりました。
ちなみに、僕その大会で2倍速の所跳んでて、それって結構難しいんですけど一回生でそこ成功させたの僕しかいない、みたいな。

─上手だったんですね笑

Lo-keyBoi:
そうですね、もしかしたらワンチャンそっちで行けてたかもしれないす笑
僕のチームそれで結構有名になったらしくて、他大と合同練習があった時に、「あれ、あの子は?」って聞かれるみたいな笑
でも、遊びでやってたラップの方をもっとやりたかったっすね、その頃から。

─それから楽曲制作を始めたのはいつ頃ですか?

Lo-keyBoi:
初めて楽曲を制作したのは、大学1年目の12月くらいですね。
ずっとフリースタイルはしてたんですけど、先輩の家に宅録機材があって、「録ってみーや」って言われて録ったのが最初です。
今聴いたらかなりひどいんですけど、その頃は「むっちゃ良いなあ」って思ったのを覚えてます。
ビートはトラップって感じでは無かったんですけど、それこそメロディアスなK-POPみたいな感じのやつでしたね、今は封印してます笑

─その頃から既にLo-keyBoiとして現在の様な活動をされていたんでしょうか?

Lo-keyBoi:
いや、最初は別の名義でやってましたし、今ほどしっかり活動はしてなかったですね。
Lo-keyBoiに名前が変わったのは大学入って2年目なんで…一昨年の夏頃です。
その時初めてまとまった作品としてサンクラにフリーのEPを出したんですけど、そのEPから名前を変えました。
本格的に音楽活動を始めたのもそのタイミングでした。
自分の作品が配信されるっていう事に本当に感動して…そこから曲作りが楽しいって事に気づいた。
それからは、時間をかけて自分の曲を納得いくまで作りまくる、っていう生活を今日までほぼ毎日繰り返しているっていう感じですね、Mixもそうです。

─毎日っていうのは凄いですね。普段はどの様な生活を送ってるのでしょうか?

Lo-keyBoi:
普段は朝起きて…いや、朝起きないですね笑
昼頃起きて、ボーっとしながらビートを探して、ビート決めたらすぐフリースタイルで曲録るみたいな。
行き詰まった時はMix作業して、それを夜中とか朝までずっとやってますね。
バイトとかもしてないので、毎日ひたすら曲作ってます、本当に毎日作ってます。
一応音楽で稼いでるのでそういう意味ではジョブやけど、音楽作るの楽しいじゃないですか。
なんで趣味と仕事の境界は特に無くて、単純に楽しみながらやってるって感じです。
 

─じゃあ結構ずっと家に籠る生活をされてるんですね。

Lo-keyBoi:
そうですね、まだ自粛してるの俺ぐらいでしょ笑
まあ元々インドアなんで、日光浴びるとかよりかは家で映画観よかなみたいな。

─影響を受けたアーティストや特に好きなアーティストなどはいますか?

Lo-keyBoi:
実際に影響を受けてるか分からないんですけど、僕のスタイルって単純に歌って感じじゃなくて言葉を詰めたり、ラップ的な要素も多いと思うんで、そういう意味ではKID NATHANは影響を受けてるかもしれないです。
海外のアーティストでは、楽曲だけじゃなくてアーティストとして、Hella Skechyっていう方は好きですね。
もう亡くなってしまったんですけど、その人の曲はずっと聴いてました。
Hella Skechyはサンクララッパーって感じで、映像もアニメーションとか特殊なエフェクトを使ったりしてるアーティストで、本当に格好いいです。
僕の好きなアーティストは、彼も含めてサンクラ世代のラッパーが多いですね。

─キャリアの初期はそのSoundCloudでの活動がメインだったと思います。
 ”U an Me / Lo-keyBoi (with.Aina.) “や”名神DRIVE” などの良曲もこのプラットフォームから世に放たれていますが、やはりSoundCloudはLo-keyBoiの活動の本筋なのでしょうか。

Lo-keyBoi:
サンクラは結構好きですし、確かに最初から使ってますね。
例えば”名神DRIVE”とかは適当にビート探して、ノリで作ったらあんな感じになったっす。
そんなラフな感じで曲を作るのが好きで、サンクラはYoutubeやサブスクよりも簡単に曲を挙げられるんでそこが僕にとってはかなり魅力的ですね。
日本の感じはあんまりわからんけど、海外の人からしたら活動のメインだと思うんで、全然配信にある曲とかもサンクラに載せたいです。
なんていうか色んなプラットフォームに曲があるっていうのはやっぱり嬉しいんで、これからも(サンクラ)にポンポン曲を出して行きたいですね。

─SoundCloudだけではなく、Youtubeや各種サブスクやSNSなど様々なメディアを使っている印象があるんですが、Lo-keyBoiさんの中でこれらはそれぞれどの様な位置付けなのでしょうか。

Lo-keyBoi:
どの曲もしっかりと作っているっていうのは大前提で、一応それぞれのサービスを使い分けている意識はあります。
例えば、”名神DRIVE”に関しては、PVを撮って、今作っているアルバムに入れようかなと思ってるんで単純に配信に出してないって感じです。
Youtubeはパッと簡単にあげるってよりかは、アルバムの中の1曲をPV作って載せるみたいな。
ストリーミングもサンクラよりはラフでは無いって感じで、より作品として見られるんでそこは気にしてます。
SNSは音楽活動関係無く使ってるし、楽しいすね、普通に好きです笑


─ではここから楽曲について教えて下さい。
 自身のまとまった作品としてEP『YUNG』(2020年)がリリースされています。
 このEPの制作に至る背景やコンセプトを教えて下さい。

Lo-keyBoi:
これはずっと「ストリーミングにまとまった音源を出したいなあ」という思いが、去年サンクラにEPを出した後からあって。
一回ここで納得いく曲をまとめて出したいなと思って、こだわり始めたんですけど結構苦戦して中々難しかったっすね。
それでもなんとか納得のいく曲を自分で軽くMixまで終えて、これでいけると思ったらMixエンジニアの方に送るっていう感じで進めてました。
EPのコンセプトは、楽曲の中には恋愛の曲もあるんですけど、基本は「成りソン」っていうか。


─成りソン?

Lo-keyBoi:
成り上がりソングっすね笑
USとかに多いと思うんですけど勝手に「成りソン」って名付けてます笑
あと歌っているのは年齢の事とか…うーん、そうですね、Work Hardとか笑
そんな感じの事をコンセプトにして『YUNG』を作りました。

─収録曲の中で、EPと同名の”YUNG”のVerseでは「気づけばim 20boi もう時間はないよ」と年齢を重ねる事への焦燥感が歌われています。
 ”Fresh years feat. Juster”等でも同じテーマが歌われていますが、Lo-keyBoiさんにとって歳をとる事とはどの様な事なのでしょう。

Lo-keyBoi:
年齢に関しての焦りはむっちゃあります。
今、僕、学生で、実際どうなるかわかんないすけど、学生の合間に売れなかったら本当にこの先どうするかを考えないとヤバイな、っていう気持ちはありますね。
卒業後は、全部自分で責任取らないといけないじゃないですか。
あといつまで歌えるか分かんないっていう気持ちが結構あって。

ー例えば、Soundcloudの楽曲”Ur all”(現在は削除)でも「ほんとにいつまで歌ってられるかもわからない」と歌ってますよね。
 僕(SOMAOTA)は自分のクリエイティビティが無くなる事への恐怖とか、生き様を率直に歌う故の辛さという意味でこの歌詞を解釈したんですけど。

Lo-keyBoi:
そういうのもありますね。
クリエティビティというかメロディがこのまま出て来ないっていう恐怖はあります。
あとはこのままシーンでダラダラしてて、特に何も成し遂げてないみたいなのはやっぱり嫌です。
20歳過ぎて、地元の成人式に行った時も周りは働いている奴も子供いる奴もいて、「俺は音楽しとるって周りには言ってるけど(何か成し遂げたのか)」っていう微妙な気持ちになりました。
後始めた当初からやっぱり20歳っていうのを一個の区切りとして捉えていたっていうのもデカイですね。

─その様な不安の中でも”YUNG”のHookで、「I still young boy ずっとdream in」と若さ故の輝きをメロディアスに歌いあげていますよね。

Lo-keyBoi:
そうですね、やっぱりFreshなのがカッコいいと思ってて、勿論ファッションとかもそうですけど、マインドの話ですね。
若いから出来る音楽のスタイルとかあるじゃないですか。
僕のスタイルとかもそうだと思うんですけど、やっぱりマインドは常にフレッシュでいたい。

─このEPにも収録されており、Youtubeでも公開されている”NKYBITC”や『YUNG』配信前に公開されている”Still on ma mind – Ganeesha&Lo-keyBoi”などコラボで良曲を生み出しているGaneeshaさんとはどの様な人物なのでしょうか。

Lo-keyBoi:
“NKYBITC”はナカユビッチって読むんですけど笑
これは曲が出来た時にGanessha君にファイルを送る時僕が適当に決めた名前がそのまま曲名になりました。
Ganessha君については…うーんそうですね、外国人すね笑

─どういう事ですか笑

Lo-keyBoi:
例えばガヤの入れ方とか、曲のイントロとかアウトロの使い方とか本場仕込みの感じが凄いっす。
それもノリでやってるみたいな、メロディも良いし、むっちゃかっこいいんで尊敬してます、兄貴っていうか師匠って感じです。
最初は僕の家に機材があったんでGaneesha君がソロの曲を録りに来てって感じで、そこから一緒に曲を作る様になりました。
今制作中のアルバムにもコラボの曲があるんで楽しみにしてて下さい。

─それは非常に楽しみです。
 ラップのデリバリーについて、Lo-keyBoiさんは独特のハスキーな声質もさることながら、「俺のメロディパクれねえ」(“Come Ma Way feat.TERU”)という通り、裏声の使い方、わざとピッチをずらした歌い方など非常に独特なデリバリーですよね。
 ラップのデリバリーについて意識している事はありますか?

Lo-keyBoi:
ラップを始めたての頃は、特に低音とかは自分に合う歌い方が分かんなくて色々と模索しました。
昔から弾き語りとか歌の上手い人の動画とか見るの好きで、そこから影響を受けたのか、最初から歌い方には変な癖がついてましたね。
ただ、やっている内にある時から自分の声質で無理なく歌える様になってからは歌い方も安定しました。
確かBLOOM BASEのJiROMANと自粛の曲(Home Relax – Lo-keyBoi&JiROMAN)を録ったあたりからっすね。

裏声の使い方とかは結構フィーリングです笑
やりすぎるのが良くないんでバランスみてやってます。
メロディは基本的にフリースタイルで録って、たまにリリックもフリースタイルの奴をそのまま使ったりしって感じでやってます。


─やはり、歌い方の影響を受けたのは昔から見てたシンガーソングライターやK-POPのアーティストからなのでしょうか?

Lo-keyBoi:
そうですね、やっぱり昔から聴いてたK-POPの影響は強いと思います。
あんまりラッパーから影響を受けたって事は無いですかね…だけどLo-keyBoiを名乗る直前くらいにTy Dolla Signは結構ハマったっす。
Ty Dolla Signの『Beach House 3』(2017年)を聴いてから、海外の他のラッパーも聴き始めました。

今好きなのはLil Tjayです。
ニューヨークのラッパーなんですけど、”Ruthless”っていう曲が好きです、メロディが良くて特にリリックがイケてるっすね。
もろ「成りソン」って感じなんすけど、Lil TjayのリリックもfeatのJay Critchのリリックも超カッコいいです。

僕は自分のやっている事は割とポップス寄りだと自覚してるんですけど。
最近気づいたのが、「やっぱりマインドはラッパーやな」って事で、だから地元をREPしてるラッパー然としてるラッパーには惹かれます。
曲をディグるのはフィーリングって感じですけど、PVがカッコいいラッパーをYoutubeで見つけてそこから掘ったりしてますね。

ー続いて2020年6月に配信開始された”Fresh years feat. Juster”は、プレイヤーやリスナーから多くの反響を受けたと思います。
 この曲の制作背景を教えてください。

Lo-keyBoi:
この曲はいつも通りJusterと遊ぶ約束をしてて、集合する直前に、Verseだけ入った曲を送ってくれて「客演で入ってくれないか」って言われて作りました。
Hookも一発目のフリースタイルで歌詞まで出て、それが超良かったんで「もうこれでいいやん」みたいな。
Mixもロクにせずに10分ぐらいでささっと録って速攻送り返しましたね笑

この頃は、さっき言った様な年齢の事とかをガッツリ歌いたいと思っててそれが自然に出たかな、って感じはあります。
この曲くらいからMixも全部自分でやってますね。

─Lo-keyBoiさんは基本ご自身でRec, Mix&Masterを行うと思いますが、エンジニアとしてのスキルはどの様に磨いたのでしょうか。

Lo-keyBoi:
Mixの事とかあんま分かんない時は5,6時間ずっとパソコンとにらめっこしてるみたいな。
ちょっと上達してからは、お世話になってるしょーきさんのスタジオに行って作業を見て参考にしてました。
最初、ミックス作業をしているのを見た時、「なんとなく出来そうやな」みたいに思ってましたし、何よりも自分の伝えたい事を100%伝えるって難しいじゃないですか、特にMixとかは人によって聴こえてる音も違うし、希望の音の説明も難しいんで、自分の好きな様に音を出したいという気持ちで勉強し始めましたね。

─”Come Ma Way feat.TERU” や ”TERU / シケ街エスケープ feat Lo-key Boi”や”Fresh Years(Remix) feat.炉馬&TERU” などで多数共演を果たしている TERUさんから「Lo-keyBoiはオートメーションの書き方がエグい」というお話を聞きました。

Lo-keyBoi:
そうですね、Mixも独学なんで、TERU君とLogicのファイルを共有して一緒に曲を作った時、「変態だな」って言って引かれました笑


─エンジニアとプレイヤーの両立によるメリット/デメリットがあれば是非教えて頂きたいです。

Lo-keyBoi:
メリットは自分の出したい音が出せるってことですね。
デメリットは…そうですね、指が痛い笑
まじで腱鞘炎みたいになりますね笑
マウス導入とかも考えたんですけど、また感度に慣れないといけないのがダルくて、結局導入しないままです。


─ビートをご自身で作ろうと思ったことは無かったんですか?

Lo-keyBoi:
いや、僕そっちの才能は本当に無いんですよ。
一度BPMの概念が存在しないビートを作ってもうて笑
ふざけて名前だけ”Lil Uzi Vert × Iann Dior Type Beat”とかにして友達に送ったら、「ヤバイの来た笑 」みたいな、誰も乗れないビートを作ってたっすね。
なんでミックスとか出来るんかってくらい機械が苦手なんで、そこは不思議です笑

─”Fresh years feat. Juster” 以降もLinobuさん、Michrome boysさん、Lil Young 理由さん、最近ではTERUさんや2ikKenさんなど様々なプレイヤーのFeat Workを行っていますね。
 彼らとはどの様にして曲を制作するに至ってるんですか?

Lo-keyBoi:
基本はインスタのDMでのやり取りが多くて、お願いされて曲が格好良かったら受けさせてもらうって感じです。
Michrome (boys)とかTERU君とかは本当にノリでラフに遊んだ時に曲作るみたいな感じで、その時良い曲が出来たら、今度は僕の曲の方で呼ぶって感じですね。
2ikKen君は原曲をそれまで聴いた事があって、Remixしたいんでっていう話を受けて、是非やりたいっすみたいな感じで進みました。


─沢山楽曲を制作された中でご自身がお気に入りの曲はどの曲なのでしょうか。

Lo-keyBoi:
まず、1st EPの『YUNG』に収録されている”Feelin Trap”っていう曲です。

メロディが超気に入ってますし、リリックも成りソンって感じで良いっすね。
”Feelin Trap”ってのはこれは単純に自分のFeelingを歌ってる曲で、HIPHOPのジャンルで◯◯Trapっていうのが結構あるじゃないですか。
それに被せた感じで大した意味は無いんですけど。

Featで入った曲で気に入っているのは音装詞好徒っていうグループの”Do you love me feat. Lo-keyBoi”っていう曲です。
単純にメロディが無茶苦茶良いし、全員それぞれバラバラな歌い方やけどみんなかましてるっていうのが最高ですね。
この2曲はかなりお気に入りです。
後はLinobuのfeatで入った”Bad BxxxH feat. Lo-keyBoi”っていう曲ですね。
僕のVerseの最後の「俺はお前がいないから超最高」っていう鬼のパンチライン笑
最高す。


─その”Bad BxxxH”も含めてLo-keyBoiさんは色々な曲で女の子の事を歌ってますよね。
 それも明るい恋愛ソングじゃなくて別れた女の子とかの暗い描写が多い。

Lo-keyBoi:
確かに、女の子関係のsadな曲は多いです。
基本的には実体験で、細かい情景描写も本当の話です…なんか問題が多いんですよね。

結構依存しちゃうタイプみたいで、今は完全に音楽にも依存してますけど、そういう癖が人間関係の方にも出るのかな。
フリースタイルで自分のSadな恋愛の曲を録ってそれを自分でMixして曲にするっていう、やってる事マジ変態ですよね笑
だけどマジな話、よく友達とも話してるんですけど、恋愛で悩んでる人は背中押したいですね、本当に背中押したいっす。

─すごい前向きなメッセージですね。

Lo-keyBoi:
いや、僕も結構しがらみ多いタイプなんですけど。
やっぱりだからこそ、恋愛頑張ってる人とか悩んでる人は背中を押したいですね、本当に。

─そんなメッセージが届いているからこそ、ファンベースがもの凄い勢いで広がってるのかもしれないですね。
 そんな中、こちらも活躍を見せるLinobuさんとダブルネームで、KEN THE 390のレーベルO.B.Sのコンピレーションアルバムに”Rock U”で参加しましたね。

Lo-keyBoi:
この曲はLinobuからトラックが送られて来て一発でアガりました。
Verseは無茶苦茶病んでる時に作ってHookはそれを脱した時に作ったんですけど、その対比が自分的には面白いっす。


─良曲を量産されて、プレイヤーとして、かなりの認知を受けていると思いますが、Lo-keyBoiが目指す場所はどこなのでしょうか。

Lo-keyBoi:
いつも思ってるのは人伝とか他の人目当てとかじゃなくて、俺が入口で音楽を聴く人が出てくるくらいまでは行きたいなとは思ってます。
やっぱ一番になりたいじゃないですか、僕も一番になりたいので。

─リスナーに一言。

Lo-keyBoi:
いつも曲を聴いてくれている人は本当に感謝です。
音楽が無かったらこんなに注目はされてなかったと思うので。
みんなが聴いて良いなと思って周りに拡散してくれたら嬉しいです。


─最後に、今後の予定について教えて下さい。

Lo-keyBoi:
今アルバムがほぼ完パケしてて、MVを2本くらい撮って出そうかなって感じです。
アルバム制作で結構疲れたのでアルバムを出し終えたら、1週間くらい1人で旅に出ます笑
ライブは今月末、2月27日(土)に京都のChambersでライブがあって、あと4月は沢山ライブがありますね。
各種SNSでチェックしてもらえればと思います、とりあえずアルバムを楽しみにしてて下さい。

─ありがとうございました。


以上(2021/02/22)
───

作品情報:



Artist:Lo-keyBoi
Title:YUNG
Label:Lo-keyBoi
2020年5月22日リリース

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