インタビュー:Young zetton – 生きてるだけで制限だらけ。音楽くらいストッパーは掛けない
生まれ故郷・京都だけでなく日本全国に名を轟かせるラッパー・Young zetton。トラップメタルのバックボーンを持ちつつも「俺は俺っていうジャンルを歌ってる」と答える様に、様々なジャンルのビートを多様に乗りこなす彼の楽曲の中核には強烈な破壊衝動が確かにあり、その激しさがアーティストYoung zettonの大きな魅力である事は間違いない。
しかし、「未だに思うよ、同じイキモノなのになんでいがみ合ったり、金の為に殺し合い」(”イモムシ”『Delicate』(2020年)収録)など、曲中の至る所に散りばめられた哲学的とも言える歌詞は、彼の優しさや冷静さを映し出しており、リスナーはふとしたラインにハッとさせられ、心を掴まれる。そんなYoung zettonとは一体どの様な人物なのか。彼の生い立ちや作品、思考や信条について語ってもらった。
Interviewed by SOMAOTA (Black petrol) @soma_Ohio (Tw)
登場する主なアーティスト(順不同)
ALMAR$$$, TOFU, MIKADO, Jin Dogg, 孫GONG, 甲本ヒロト, City Morgue, FUJI TRILL, Homunculu$, bigsos
─本日はよろしくお願い致します。
Young zetton:
よろしくお願いします、京都生まれ京都育ちで、Young zettonという名前でアーティストをしています。
ただ家は転々としてて…小倉で生まれて淀で過ごしてそこから久御山に引っ越して、今は伏見にいます。
一時期東京を拠点にしようと移り住んだ時期もありましたが、コロナを機に京都に戻って、今は京都を中心に活動しています。
─zettonさんがHIPHOPに出会ったのはいつ頃ですか?
Young zetton:
明確にこの日というのは無いんですけど、中学の頃にANARCHYとか、レゲエならCHEHONとかが友達の中で流行ってて、自然と彼らの曲は聴いてました。
他にもAK(-69)とかヒルクライムとかはなんとなく聴いてたかな。
ただ高校生ラップ選手権もフリースタイルダンジョンも無かったんで、今ほどHIPHOPは流行ってなかったですね。
─それ以前にも音楽は積極的に聴いていたんですか?
Young zetton:
そうですね、僕らの世代で小学校の頃流行ってたJ-POP、例えばいきものがかり・コブクロとかは知っていはいたけどあんまりしっくり来なくて。
僕は幼少期にカポエラを習っていたんですけど、その影響でブラジルの変な曲でポルトガル語の曲とかは聴いてました笑
そこのカポエラの先生がHIPHOP好きで、その時は知らなかったけどSnoopとかは聴いてましたね。
WALKMANでYouTubeからmp3で落としてみたいな。
あと、家庭ではお父さんがやしきたかじんとか長渕剛とか正に世代だなっていう音楽が好きでしたけど、そこからの影響とかはあんまり無いですね。
─そこから自身でラップを初めてしたのはいつぐらいでしたか?
Young zetton:
最初にラップしたのは確か2016年とかです。
その時に初めて、京都の城陽駅のサイファーに地元の友達と行ってフリースタイルをしました。
その頃ちょうど城陽駅前サイファー自体も本格的に活動が始まったので初期メンです笑
─その活動最初期から、zettonさんの初期の活動でよく名前が出てくるクルー・ALMAR$$$に加入するまでの経緯を教えて下さい。
Young zetton:
ALMAR$$$との出会いは、僕がラブトラ(京都河原町二条のクラブ・LAB.TRIBE。現在は閉業)でライブしてた時CHARLIEEさん(ALMAR$$$のリーダー、後述)が見に来てて。
僕が記憶ないうちに絡んでたみたいで、LINE交換してて、後日突然PVが送られて来たんですよ。
それがAnu君(Anubis・ALMAR$$$のラッパー)とCHARLIEE君の”We bout to shot”っていう曲だったんですけど、その時ってまだちゃんとしたビデオを挙げてるラッパーって京都には少なくて、「こんな人いるんだ」って凄いビックリしました。
そのビデオに完全に心を打たれて、やってる音楽とか振る舞いにすごい引き込まれた。
そのタイミングでCHARLIEEさんに「スタジオ遊びに来ないか」と言われて、当時つるんでたbigsosと一緒にビクビクしながら行ったんです。
そしたらみんな凄い優しくて、なんか気づいたら一緒にやるってなってました。
そんな感じで…あんまちゃんち覚えてないですね、ラフな感じで笑
ALMAR$$$自体の印象は未だ謎な部分も多くて、皆いつも一緒というわけじゃないんで、みんないつも何してるんやろ、みたいなのは今も思ってます。
─ではALMAR$$$は緩い繋がりのクルーという感じなんですかね。
Young zetton:
そうですね。
ラッパー、ビートメーカー、プロデューサーをやってるCHARLIEEさんがリーダーで、その他に何人かラッパーがいるって感じです。
その頃は自分もビデオの事とか含めて何にもわかんなかったから、全部お世話になりっぱなしでした。
─2年前くらいに僕(SOMAOTA)は一度zettonさんとALMAR$$$の皆さんのREC風景を見た事があるのですが、非常に速いペースで曲を録っていて圧倒された思い出があります。
やはりその頃は、多くのUSのラッパーの様に歌詞を書かずにその場で録るというスタイルが基本だったんでしょうか。
Young zetton:
そうですね、やっぱり感覚で出たフリースタイルで録る事に憧れみたいなものもありましたし、実際そうやって録ってました。
だけど今はその時と比べると、制作スタイルはかなり変わりました。
感覚を大事にするのは一緒だけど、フリースタイルだけじゃ自分の理想の形にする事は出来ないので、今は完璧に準備してからスタジオに行きたいっていう感じに変わりましたね。
あの頃から比べるとリリックだけじゃなくて、被せやエフェクトまでかなりこだわる様になりました。
─なるほど。家である程度考えてからRECに臨むようになった?
Young zetton:
そうですね。
リリックを書くのは早い方なんで、パッと書くんですけど。
僕はリリックを書いてそこから原型を崩して行く感じで曲を作るので、実際に歌ってみて変えていくという事が多いんですよ。
でもどんだけ崩した歌い方をしても自分の言いたい事は元のリリックに表現されている。
それを如何に音楽的に出来るかっていう事を最近は意識する様になりましたね。
─その様なラップのデリバリーも含めてzettonさんが影響を受けたアーティストはいますか?
Young zetton:
日本だったらJin Doggさん。
画面越しで見て影響を受けたというのもあるけど、ライブの時の覇気が凄い。
人をあそこまで惹きつけて、無茶苦茶に暴れさせるけど、最後はメロディアスに歌い上げて感動させるっていうのが本当に凄いなと。
あとは甲本ヒロトさん(THE BLUE HEARTS・THE HIGH-LOWS・ザ・クロマニヨンズ等のボーカル)ですかね。
─甲本ヒロトさんの名前が出るのは非常に興味深いですね。
Young zetton:
マジでむっちゃ影響受けてますね。
あの人のインタビューとかも見まくってて、普段病んだりした時、あの人が居るっていう事に何度も助けられました。
マジで神様だと思ってます。
自分とフィーリングも似てるのかなとか思う時もあって、本当に影響は受けてます。
海外だとCity Morgue(NYのZillaKamiとSosMulaによるHIPHOPデュオ)とか。
でも最近は日本のアーティストで面白い人がたくさんいるから、自分としては結構それで間に合ってる感じもあります。
─では順次、zettonさんの作品のお話を聞いて行きます。
まず2019-2020年はかなり精力的に作品を出されていますね。
最初のまとまったソロ作品は、2019年3月24日に公開された1st EP『イキモノ』でした。
1曲目の”狼”で高らかに「I’m a ROCKSTAR」と宣言している様に、このEPの4曲は、破壊衝動が炸裂するグランジーなトラップで纏められています。
このEPの位置付け、また自身が今振り返ってみて考える事を教えて下さい。
Young zetton:
まず『イキモノ』という名前なんですが、僕は単純に生き物、中でも動物がむっちゃ好きなんですよ。
実家で捨て猫を飼ってたりとか、動物って人間にない純粋さがあるじゃないですか、それが凄い好きです。
そういう純粋さを持ってみんなもっと自由になったらいいのにっていう、アーティストだけじゃなくて、どんな仕事をしてる人も…いくつになっても自由でいてほしい。
というか楽しんで欲しい、っていう気持ちはずっとあって、そういうメッセージが表れてると思います。
ただ、今となっては、このEPは自分では聴けないですね笑
─『イキモノ』のリリース後、間髪入れずにシングル”イモムシ”をリリースしています。
「未だに思うよ、同じイキモノなのになんでいがみ合ったり、金の為に殺し合い」というラインが印象的でかつ、1st EPにも繋がるzettonさんのメッセージを感じる事が出来ました。
Young zetton:
この曲は…俺はまだ未熟なイモムシだけど、それでも蝶になるまでやっていってやるというメッセージがあります。
結構小さい頃、アゲハチョウの幼虫を育てていて、その思い出は結構印象的で今も残ってて。
やっぱり小さい動物とか虫は好きで、自分が動物を大事に飼っていた過去は今の自分にとって大きな影響がある様な気がします。
ただ、動物の名前を使うのは割とフィーリングですね。
例えば「この曲はシマウマっぽいな」と思ってシマウマと名付けたりとか(”シマウマ”『イクぜ』(2020年)収録)。
なんでシマウマかと言うと、馬って走っていくみたいなイメージがあるじゃないですか。
だけど普通の馬は例えば競走馬とか誰かに走らされるっていう感じだけど、シマウマはそうじゃなくて自由に走り回るっていうイメージがあるって感じで…やっぱりそこらへんは割と感覚で決めてます。
─”イモムシ”のリリース後、これもまたすぐに”冷酷悪魔 feat. bigsos&CHARLEE”がリリースされています。
初のPVもリリースされた楽曲だと思うんですが、この曲とビデオはどの様な制作過程で作られたんですか?
Young zetton:
この曲は初めてシャウトをした作品で、自分でも「化けたな」っていう印象がありました。
それまでは、特にALMAR$$$のミックステープ(ALMAR$$$『HIGH GRAYDE MIX』(2018年)収録)の頃とかはまだ出しきれてないというか、まだ心の叫びを抑えてるな、っていうのがあって…もっと取り乱して歌ったらやばくなるんじゃないかみたいな。
その抑えてたものが良い形で出たのがこの曲です。
それで、以前からALMAR$$$のPVを撮ってくれていた南虎我さんと話して、PVどの曲にするってなった時にこの曲を選びました。
─なるほど。
そこから少し経って、2020年1月3日に1stアルバム『イクぜ』がリリースされました。
Young zetton:
このアルバムに入ってる曲は『イキモノ』の時には既に出来てた曲も多くて、曲が出来た時期は結構前後したりしてます。
ラフな感じでそろそろ俺もアルバムやりたいなと思って作ったって感じですね。
─この作品で、自身の曲でもメンションしている孫GONGさん、盟友bigsosさんやHomunculu$さん、anubisさん等豪華な面子がfeatに名を連ねています。
彼らをfeatに呼んだ経緯を教えて下さい。
Young zetton:
客演は男塾みたいなメンツでゴリゴリでやりたくて笑
孫君は自分がまだ全然売れてない時に、あの人の主催のイベントで客パンパンの前でライブさせてもらったりしてて、俺らの中では京都のドンって感じで。
「あの人と絶対曲やるから」って周りにも言ってたんで、このタイミングでお願いさせてもらいました。
あとはみんなマイメン達って感じで。
Anu君とかbigsosとか…あとはZERRYくんとかは自然に入ってた。
Zerryはマインドも似てて、OVERKILL周りでよく一緒になって遊んでてそれで入ってもらいました。
今もですけど、特に知名度とかは気にせず、とりあえずやりたい人とやろう、みたいな。
このアルバムは出来た曲をまとめて出したって感じなんで、割とMIXTAPE的な立ち位置だと思います。
─特に印象的だったのは4曲目の”Young zetton”で、この曲では自身のハードな過去を歌っていますね。
Young zetton:
曲で歌っている事は全部自分の家庭や過去の生活の事です。
でも自分のバックボーンは周りからみたら割と普通かなあと。
食べる物も無くて風呂も無いっていうぐらい無茶苦茶貧乏って訳でも無くて、むしろ割とそこはしっかりしてたから遊んだりも出来たのかなって思います。
実家が車関係の仕事をしていて十代の頃はそれを手伝ったりしてました。
だけど、17,8歳の頃に親と喧嘩してしまって一人暮らしするってなった時、普通に働くのが出来なさすぎて…その頃はちょっと悪い事をしてたりもしてました。
─この曲での最後のVerseの「治安の悪さは多分俺のせい、一番のスラングは俺の名前」というラインは、単なるセルフボーストというより、多くのヘッズを魅了するラッパーとしての自身の影響力を理解した上での言葉という風に感じられました。
Young zetton:
確かにそうですね。
僕が実家から出て木屋町のバーで働いてた時に、悪い事する子らがよく飲みに来てたんですよ。
その時に「俺の曲聴けよ」って言ったらその子らは目をキラキラさせながら聴いてくれて、初めてしっかりと自分の影響力を感じて、その時に出たのがそのラインです。
でもこれに関しては、まあどう思うかはリスナー次第だし、聴いた通りにイメージを持ってもらって良いんですけど、自分はとにかく悪い事をするのが格好いいとかは思ってないし、聴いた人にもそうは思って欲しくない。
この曲に限らず、自分のありのままを歌っただけって感じですね。
─『イクゼ』のリリース後止まる事なくシングルリリースが続きました。
2020年4月20日にHomunculu$さんのビートで”Guerrilla”、5月20日に”ナマケモノ”、8月26日にbigsosさんとの共作で、Homunculu$さんのBeatでJin Doggさんをfeatに迎えた”奇襲”、9月8日に同じくbigsosさんとの共作で、LUNV LOYALさんをfeatに迎えた”Last Night”…。
中でもPVも公開された”奇襲”について、この曲はどの様な経緯で誕生したのでしょうか?
Young zetton:
Jin Doggさんはいつか一緒にやりたいなとは思ってたんですけど、東京の1OAKというクラブで、FUJI TRILLさんとかbigsosとかと遊びに行った時があって。
そのときJin Doggさんもいたんですけど、bigsosが酔った勢いでJin Doggさんに「曲一緒にやりませんか」って話しかけたら「いいよ」って言ってくれて実現しました。
PVはLIL JやARKHAM周りを撮っているYajimaさんにお願いしました。
Yajimaさんのすごいダークな感じが好きで…”Guerrilla”のMVもお願いさせてもらったんですけど。
この”Guerrilla”のPVが自分もかなり好きで、そのまま続けて頼んだって感じです。
Yajima君は結構その場で僕のアイデアを「やろうよ」って言って撮ってくれたりしてくれて、そのスタイルもすごい自分に合うなと思います。
─他にもfeat. Workも数多く手がける中で、2020年12月11日に『Delicate(feat.Homunculu$)』というEPがリリースされました。
まず共作という形になったHomunculu$さんについて教えて下さい。
Young zetton:
ホムンさん(Homunculu$)は同い年なんですけど、僕もまだあんまりわかんないです。
イメージはすごい自信溢れる人って感じですね。
『Delicate』は和歌山のTOFU君とMIKADO君の家に10日くらい寝泊まりしたときに作ったんですけど、結構ディレクションをガンガンする人です。
録り直しとか、僕が入れたガヤを「これは要らない」とか言って消したりとか…でも、あれくらい自信がある人じゃないと僕は嫌ですね。
お互い意見を言い合える関係で結果的に曲が良くなるので、凄く頼もしい存在です。
─例えば “ナマケモノ” や “ぐるぐる” (『イクぜ』収録 )等これまでも様々なタイプのビートを使っていたzettonさんですが、本作では、”priceless”や”真・物語”ではグライム、”chemical音”ではDubstepの要素を取り入れたBeatを使っています。
本作のトラックはどの様に選ばれたのでしょうか。
Young zetton:
ビートに関して、”chemical音”は完全にホムンさんが構築しました。
グライムに挑戦しようというかラップを上手くなろうと思ったきっかけが、制作期間中にラップスタアで予選落ちして、それが無茶苦茶悔しくて。
それをホムンさんに伝えて、「ラップ頑張りたいです」っていう話をして。
そこから、”priceless”や”真・物語”のグライムのトラックでラップするという運びになりました。
─Homunculu$さんとはそれ以前から一緒に作品を作っていましたよね。
Young zetton:
そうですね、”KINTAMA”(『イキモノ』収録)とかもホムンさんで、僕のシャウトを引き出してくれたのはホムンさんかもしれないです。
“Guerrilla”辺りからfeatで名前をしっかり出すようになったのは、その頃から僕の中で意識が変わって、裏方の人たちってすごい重要だなと思う様になって。
その人らへのお金以外の返し方ってなんやろって考えて、それは一緒に上がっていく事だなと思って、出来るだけ名前を出す様にしました。
─グライムのビートって難しくなかったですか?
Young zetton:
そうですね、タイプビートで落とした奴とかは難しかったりしたんですけど、でも何故かホムンさんの作るグライムは乗れるっていう笑
なんというか曲としてしっかり完成する。
ただグライムのかっちりしたルールとかはまだあんまり知らなくて、それは今も勉強中ですね。
─なるほど。EPのタイトルは何故 『Delicate』という題にしたんですか?
Young zetton:
最近、すごく仲良い友達と喧嘩しちゃってその時にすごい傷ついちゃって「俺、デリケートやな」っていう。
そこから来てます、なのであんまりコンセプトとかは無いです。
このEPは、単純にそろそろ作品をリリースしたいなと思っていたので。
和歌山に行った時たまたまSATORU君やTOFU君も一緒だったんですけど彼らは凄い制作頑張ってて、「俺も頑張らないと」と思って作りました。
─”真・物語”では 「Shoutは武器だがこのRapも十分聴かせられんだ」というラインが印象的でしたが自身のヴォイスコントロールについて何か意識の変化はありましたか。
Young zetton:
世間的には完全に叫ぶキャラっていうか、テンポの速いJin Doggとか思われたりするんで、それは違うぞっていう思いはあります。
やっぱり、ラップは自分の楽曲のベースとして重要という意識はあります。
─最後の”Chrom hearts”では「ジャンルの先に俺は行ってる、zettonていうジャンルを歌ってる」というラインを残しています。
やはりジャンルの枠に無理やりはめ込まれてしまうそんな違和感やもどかしさを感じる機会は多いのでしょうか?
Young zetton:
曲で叫んだら日本ではTekashi(6ix9ine)とかZillakamiとかってすぐ言われちゃうけど、同じ声帯を持ってる人は誰一人いないから。
それを言うんだったら、ラップしてる人らも、オートチューン使ってる人らも、みんな誰かとと一緒になっちゃう。
そんなことを言ったらキリがないし、もうどうでもいいのかなって。
俺は俺っていうジャンルを歌ってるし、誰かと同じ感性を持ってる訳じゃないし、同じ感じ方もしてない、このラインではそういう事を言いたかった。
─そんな「zettonというジャンル」を貫くに際して、大事にしている事はありますか?
Young zetton:
どんだけ自分に正直に向き合えるかっていう事を大事にしてます。
ストッパーはかけないですね、普通に生きてくだけでも制限だらけだから、せめて音の上くらいでは自由にやりたいとは思ってます。
─ありがとうございます、では、今後の予定について教えて下さい。
Young zetton:
アルバムを作ってます。
一応数としては2枚目なんですが、自分の中では新しく最初のアルバムって感じです。
トラックも全部はできてなかったりしてるんで鋭意製作中って感じです。
ライブは東京で2月頃に呼ばれています、ただ、時期が時期なんであんまりライブは出来てないですね。
だけど折角なんで良い機会と捉えて、しっかり家に籠って制作しようかなと思ってます。
─予定されてるアルバムもこれまでとはビートのスタイルが変わりそうですか?。
Young zetton:
『Delicate』での、あの感覚を掴んでくれた人は楽しめる内容になってると思います。
─それは非常に楽しみです、最後にリスナーに向けて一言。
Young zetton:
自分は既に一杯曲が出てるんで、冒険する気分で全曲聴いて欲しい。
クオリティ的な問題で自分ではまだまだやなと思う曲はあるんですけど、ダメな曲は1曲も無いので。
─ありがとうございました。
以上(2021/01/20)
───
作品情報:
(ジャケットクリックで配信先にジャンプ)
Artist:Young zetton
Title:Delicate
Label:ALMAR$$$
2020年12月11日配信リリース
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