DJ Sprinklesを迎え, コロナ躁を抜ける12時間のイベント・Local Worldが急遽今週開催
コロナ躁のトンネルを抜ける4つ打ちの中性的モード。2年以上ぶりのクラブ出演となるレジェンド/思想家テーリ・テムリッツのハウス名義・DJ Sprinklesを迎えたLocal Worldプレゼンツのミニマル・パーティがSPREADの長尺企画Strictlyシリーズにて4/8(金)開催される。
共演にこれまでLocal Worldに出演のある面々が並び、ロンドンのHyperdubから昨年アルバムをリリース、欧州ツアー直前の電子音楽家・Foodmanや、同じくロンドンのThe Trilogy TapesからのリリースやPICNICのリミックスも手がけたJR ChaparroことDJ Trystero, 多種多様な現場をひたすらに積み重ね拡張を続けるsuimin, モードのセレクター的なセンスとグルーヴを併せ持つベテラン1-DRINK, そしてLocal World初登場のハウスをスタイルとして掲げ、トーンを落としながら現代的なミニマルを試みるKotsu (CYK)を迎える。
Local Worldは2017年に渋谷のWWWにて始動。アートとファッションにも連なるエレクトロニック・ミュージックにおけるリズムとモードにフォーカスするLocal Worldは2010年代中期の脱構築期に生まれ、ジャマイカの奇妙なダンスホールから始まり、これまでにアフロやアジアのフューチャリズムも念頭とした世界各地の多種多様のリズム(フットワークやゴム等)、コンテンポラリーなモード、そして今日のクラブ・カルチャーに大きな影響を及ぼすクィアやフェミニズムに感化されながら今日のハイパーポップにまで至る旅を経て、第26回目を迎える。今回はSPREADの長尺パーティ企画「Strictly」シリーズにてテーマを上げでも下げでもないニュートラルな指向性のある”ミニマル”とし、ダンス・ミュージックの伝統、基礎でもあったイーブン・キック=4つ打ちへと向かい、6人のみで12時間のグルーヴの構築と快楽の蓄積への試み、コロナ禍の抑圧にも起因するであろうマキシマムな”躁”の状態からの脱却も一つの目的としている。
DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitz:
1990年、「DJ Sprinkles」という名で、ニューヨークのトランスセクシュアル系クラブで活躍したアンダーグラウンド・グラミー受賞DJ。その後、1993年に〈Comatonse Recordings〉を創設し、珍しいディープハウス/アンビエント/フュージョンのミックスから「ファッグジャズ風」を始めた。テムリッツのDJはハウスの過去と現在を結合している。2003年から2006まで、東京のクラブModule(渋谷)のレジデントDJ。そして今、ヨーロッパと日本の間を行き来している。DJ Sprinkles名義でのファースト・アルバム「Midtown 120 Blues」(Mule Musiqからリリース、ダンスミュージックシーンで最も信頼度の高いインターネットメディア”Resident Advisor”にて、2009年のベストアルバムに選ばれた)と自作曲と自分で使う為のプライベート・リミックスもプレーする。
イベント情報:
22:00 (120) DJ Trystero
24:00 (60) 1-DRINK
01:00 (60) suimin
02:00 (90) DJ Sprinkles
03:30 (60) Foodman
04:30 (60) Kotsu
05:30 (60) suimin
06:30 (60) Foodman
07:30 (60) 1-DRINK
08:30 (90) Kotsu
10:00 END
前売:https://jp.ra.co/events/1519835
PLAYLIST: https://soundcloud.com/meltingbot/sets/local-xx1-world-strictly-12
FRI 8 APR 22:00 – 10:00 12H at SPREAD
ADV ¥1,500 / DOOR ¥2,000 / U23 ¥1,500+1D
AFTER 4AM ¥1,000+1D