[独自] AIアート, プロンプター, 音楽, 消費者はどうあるべきか │ yanagamiyukiが新曲 おえかきジュモナー をリリース
AIシンガー/ボーカロイドによる独自の音楽を希求するyanagamiyukiが新曲”おえかきジュモナー”をリリースした。
本作はAIアートとそれを用いて画像を生成するプロンプターアーティスト、そして聴き手/画像サービスで遊ぶ消費者に問いかける作品。AIシンガーには可不を起用している。以下にyanagamiyukiが本作へ込めた思いを、本人の意向もありそのまま掲載する。
「お絵描き呪文erは現在急増している新しい表現方法のひとつであるAIアートを生成するプロンプターアーティスト及びそれらに類似するサービスで遊ぶ消費者を指した造語です。AIアートの法的、倫理的な是非が議論される昨今ですが、明確な答えが出るのを待たずに技術が進歩していくことを私たちは受け入れなければならないかもしれません。イラストだけでなく既に音楽の分野においても同じことが起こり始めています。今後あらゆる分野のクリエイターは何をするべきでしょうか。私個人としても未来を不安に思うひとりの人間として、どうしたらいいのか分からず、毎日増え続けている議論や口論を眺めています。
この曲がもし、全てAIによって生成されたものだったら、それを聴いたあなたの評価はどう変わりますか。人の手によって作られたものかどうかを判断する基準はどこにあると思いますか。美しさと醜さの境界を引くとき私たちは無意識に何をしていると思いますか。目を引くイラストはプロンプターアーティストの@syjoaiが特別に協力して下さりました。美醜やAIアートの価値を直に問うような作品を既に多く生み出し、探究している重要な存在だと私は思います。
ボーカルはAIシンガーである可不が、00年代J-Popをなぞったライミングで歌ってくれました。作詞作曲などは、まだ私の手によって行われていますのでご安心下さい。宜しければ是非この歌と一緒に、創作物の未来について考えて頂けたら嬉しいです」
作品情報:
Artist: yanagamiyuki
Title: おえかきジュモナー
2022年10月31日リリース
Stream: https://linkco.re/bC7QUz9B?lang=ja