MIYACHIが日本のHIPHOPに苦言「ハーフ/ミックスの人は慣れていくしかない」





 MIYACHIは1/28(木)に『GOOD NIGHT TOKYO EP』のリリースを控える

2017年にMigosの同名曲をREMIXした"Bad and Boujee Remix"が話題となり、日本でも一気に名を挙げたMIYACHI。
(余談だが、この曲がきっかけでBBY NABEがHIPHOPの道を志したことにも触れておきたい)
AKLO, kzm, ANARCHYら各大物アーティストとの共演を重ね、2019年には1stフルアルバム『WAKARIMASEN』をリリース。
2020年もシングルと客演を中心にリリースを重ね、今後は1/28(木)にMatt Cabとの共作『GOOD NIGHT TOKYO EP』の発表を控える。



そんなMIYACHIだが、現在各所で盛り上がるHIPHOP関連のアワードにおいて、自身やハーフ/ミックスの人々が手掛けるHIPHOPが正当に評価されていないのではないかと苦言を呈している。



一連のスレッドでのMIYACHIの論旨は以下の通り(PRKS9訳):

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マジどうでもいいんだけど、「日本のHIPHOPアワード」と銘打ってる中で俺が1つも賞を取れないのとかウケる。
俺は4年間色んなジャンルを通してこれまでなかったスタイルを持ち込んだし、色んなスタイルのHIPHOPを制作したりフィーチャーしてきて、その中で今の社会におけるマジな問題を語ってきた。
別にそれを証明するつもりはないけど、日本においてハーフ/ミックスの人たちは「自分たちが決して彼らの一部とは見做して貰えないんだ」ってことに慣れてかなきゃいけない。
別に賞そのものはどうでも良いし、俺には最高なファンがいる。
それが(活動の)唯一のモチベーションだな。
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日本において「日本のHIPHOP」の定義は常にアンビバレントだ。
2020年に話題となったMoment Joon『Passport &Garcon』でMoment Joonは自身を明確に「日本のHIPHOPだ」と定義する一方、「洋楽に分類するか悩む」というリスナーの声に「僕は日本ヒップホップです」と反論する必要が出てきたり、宇多丸の「Momentは外からの視点だから」という発言にアルバム中の"Losing My Love"で言及する場面もあった。


PRKS9では一定の文脈を汲む場合を除き、日本におけるHIPHOPミュージックを呼称する際「日本のHIPHOP」という語句を使用し、「日本語ラップ」というタームは用いないことを表記ルールとしている。
それは「日本のHIPHOP」とは「日本語でラップしていること」や「日本人がHIPHOPしていること」で定義されるものではないと考える為だ。
ささやかな表記の違いではあるが、「日本におけるHIPHOPミュージック」に一定の帰属意識を持ち活動しているアーティストは日本のHIPHOPである。
設定し得るとすれば、それが唯一の仕切りだろう。
(その意味では、古くはB-BANDJやCROWN-LEEだって明確に「日本のHIPHOPアーティスト」だ)

その意味で日本のHIPHOPアーティストとして活動するアーティスト達に正当な評価が与えられるのが最善だ。
不要に「内と外」の区切りを持つことなく、「日本のHIPHOP」を楽しめる素地を築いていくことがシーンとして求められる。


作品情報:


(ジャケットクリックで配信先にジャンプ)

Artist:MIYACHI
Title:Good Night Roppongi feat. P-Lo
Label:3MA Entertainment
2020年9月25日配信リリース
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